常滑さんぽとライブミュージアム

LIVEミュージアムの建物 お出かけ

タイルに興味を持ったきっかけは、新婚旅行の時に見たスペインのタイルだと思う。ガウディのグエル公園。
それで、大阪のLIXILギャラリーに何度か企画展を見に行ってて、常滑にライブミュージアムがあるというのを知り、いつか行ってみたいと思っていた。

行く動機はもう一つあって、LIXIL出版て建築もだけど民俗系とか面白そうな、手元に置きたいような本をいろいろ出していて、特に欲しいのは品切れなんだけど、本元のギャラリーショップに行けばちょっと古いのも現物が見られたりしない?並んでたりしない?という気持ちがあった。

で、夏に家族旅行のために帰省した時に、常滑まで出かけてきた。
実家からはJRと名鉄乗り継ぎで2時間半くらい。
ライブミュージアムまではバスも出ているようだが、やきもの散歩道をぶらぶらしながら行くことにした。

土管が積まれた道

歩いていくと焼き物の町ならではの煙突のある釜が見えて、気分も盛り上がってくる。
あとなんか土管が多かった。
けっこう入り組んだ迷路のような道をのぼったりまわったり、趣のある町並みで、いい散歩道だった。
瀬戸内の島に雰囲気が似てる気がした。

登窯

登釜はでかかった。

登窯を覗き込んだところ

そうこうしているうちにライブミュージアムにたどり着いた。
お昼はちょっと奮発する。

ランチピッツァ

ミュージアムの展示の方は、フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルの壁にレンガを希望したことから常滑に帝国ホテル煉瓦製作所ができて、それが後のINAX-LIXILであるっていう歴史がよくわかった。

焼き物を温度別に、素材や技術の視点から並べて見るという展示が面白かった。
七宝の隣に経筒。見た感じからは結びつけづらいものが横に並ぶ。
岩手の鍛冶神図、三宝荒神がふいごの上に立ってる図を知ったのも良かったなー。
タイルをかなり漫喫して、あとは美しい染付便器が印象に残った。

陶器の染め付け便器の展示

還情園池紋製、美しい。あと織部の便器なんてあるんだ!

1891年の濃尾大震災でいろいろ壊れたところから需要ができたのと、大正初期に衛生観念の向上から吸水性のない磁器製が主流になったとか、かなり勉強になりました。
近代建築巡りをしても、当時の便器がそのまま残ってるってとこはめったにないというか見たことないし、貴重なものが見られました。

……物販には本は全然なかった。

ミュージアムを出て海沿いを歩き、常滑駅着。

散歩とミュージアムは漫喫したけれど、他の見るところや肝心の常滑焼のお店は全く見なかったので、また改めて遊びに行きたい。