今年のGWは落ち着かない天候が続いたけれど、やっと晴れた土曜日に、奈良に行ってきた。
寝坊したため、JR奈良駅に着いたのは12時過ぎ。
レンタサイクルの事務所に行くと、自転車が1台も残っていないという想定外の事態に。
自転車で西の京をまわって佐紀盾列古墳群を見て、平城京でやってるお祭りを覗く予定を立てていたんだけど、古墳群をあきらめて徒歩でまわることにして、近鉄で西ノ京駅に移動した。
で、メインの目的は、宮大工西岡常一さんの映画を先日観たので、改めて薬師寺をじっくりまわってみようと思っていたのですよ。

それが。

東塔が解体修理中なのをうっかり忘れていたーー。修理完成予定は平成30年度だそうで。
大宝蔵殿、聚寶館で「薬師寺の文化財保護展」をやってたので見ることに。
国宝の吉祥天画像、素晴らしかったです。装束の彩色がもう、重ねた色が重くなくて透け感があって……ほんと天女の羽衣。
展示は主に修復された仏像が並んでいたが、パンフレットの表紙にもなっている聖観音菩薩像が強く印象に残った。
木彫の仏像の彩色を取り払って現れた木目と身体や衣服の表現のバランスが絶妙で、木を彫ると自然と御姿が現れ出るというのが実感できる。
腕は欠落したままでも良かったんじゃ、なんて思ってしまったり。
それから西岡常一さんが作られた金堂の模型も見ることができた。嬉しい嬉しい。

あとは東院堂の聖観世音菩薩をとりまく四天王像がすごく好きだ。颯爽と動き出しそう。
講堂前では高校生のブラスバンド部が演奏していて、人の集まるお寺っていいなあとしみじみ。
続いて唐招提寺へ。

大修理が終わってから訪れてなかったので、実際に金堂を見るのは初めてだったりして。
南大門を通り歩いていくとだんだん近づいてくる金堂のシルエットはやっぱり格別。

しかも本尊の盧舎那仏もすごいけど、両脇の薬師如来、千手観音も他のお寺さんにあったら本尊クラスで迫力がありすぎる。
やっぱり唐招提寺はすごいなーと何か打ちのめされたような気分になりつつゆっくり境内をぐるりと歩いて、御廟に手を合わせて、きれいに咲いている瓊花の匂いも嗅いできた。
じっくり2つのお寺をまわったらかなり時間が経っていて、奈良公園をはしごしようかなんて気持ちは消えていたので、そのままのんびり歩くことにして、垂仁天皇陵の横を通る。

御陵の手前にある小島は田道間守のお墓だそうで。常世の国とか非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)とかのお話が好きだー。
平城京方面を目指して適当に歩いていたので、道に迷ったり迷ったりしつつ結果的に無事に平城京跡には突入したけれど、なにしろ広大すぎるのでそれからもかなり歩いて、結果的にJR奈良駅まで歩いて戻ってしまった。
ぐったり帰宅。
