世界最古の洞窟壁画

映画

ヴェルナー・ヘルツォーク監督の『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』を見てきました。

フランスのショーヴェ洞窟、3万2千年前の壁画を撮影したドキュメンタリ映画です。

洞窟ってそれだけで不思議な魅力がありますよね。
想像を超える時間が凝縮された神秘的な美しさと同時に、鍾乳石のなんともいえない生々しさや、暗闇の恐ろしさもあって、現実世界からかけ離れた心もちになります。
ヘルツォーク監督は相当いろんな場所に行かれて経験されてる方と思いますが、そんな監督にして、「外に出たらほっとした」というくらいに。

壁画は1つの時代だけでなく、何千年という時間を隔てたものもあり、写実的な馬がいて、サイがいて、手のひらの跡があり、女性の下半身がバイソンの頭部と繋がったものがあり……表面を結晶で覆われた、絶滅したホラアナグマの骨がたくさん散らばる様子は幻想的で、画面に酔います。

3D映画なのですが、洞窟の中を1歩1歩進んでゆく感じ、もう少しで鍾乳石に触れそうな感じが素晴らしかったです。

オープニングのブドウ畑から後記まで、ヘルツォーク監督の意志が行き届いていて、凄いものを見た、としか言いようがありません。

元サーカス団員の考古学者への、「彼らはどんな夢を見たのか、夜は怖かったのか」という問いが忘れられません。

帰りに丸ジュンに寄って買い物。
そろそろ読み終えようと思ってヘンリー・ミラーの『わが読書』をこつこつ読んでいたのですが、ちょうど岩波文庫でジャン・ジオノが出ていたので衝動買いしました。
ずっとジオノ讃読んでたしなあ。これもご縁でしょう。

『丘』 ジャン・ジオノ 岩波文庫
『民俗のふるさと』 宮本常一 河出文庫

2冊購入。