クリスティーの『書斎の死体』を読んだ。
ミスマープルの長編2作目。
『火曜クラブ』後半の舞台にもなったバントリー邸の書斎で死体が見つかったところから事件が始まる。
『火曜クラブ』や『牧師館~』を読んでから読むと、お馴染みの人物が出てきたり、それとない人間関係の変化が見つかったりしてシリーズものの楽しみも味わえる。
考えてみれば『牧師館~』では、村に新しく来た牧師視点だったので、よりいっそうミスマープルに対してよそよそしい視点だったのだな。
今回はもう、ミスマープルは名探偵としての名声をすっかり確立している。
ミスマープルが事件に関わる名探偵の動機をそっと告白する場面は、思い返してみればクリスティー作品に共通する視点かも。
お気に入りの場面になった。
