九州旅行1日目

盆暮れGW以外で1週間休めたらどこに行くか?
相方が勤続○年記念で、会社から1週間のリフレッシュ休暇と、ささやかなお小遣いをもらいました。
微々たるものだが、ちょうど定額給付金という臨時収入も。
1週間あればどこでも行ける。
可能性は無限!
でも財布は有限・・・・・・ということで、いろいろと相談して、相方がまだ1回も上陸したことがないという九州に行くことになりました。

しかし、実際に休める日程が決まったのがけっこうぎりぎりだったので、まずは飛行機の予約を優先。
平日出発のおかげか、かなり割安のプランを見つけることができて喜んでいたのですが、それからばたばたと行きたいところを考え、宿をとっていったので、後で下調べしておけば良かったと悔やむ場面もありましたが、まあたまにはそういう行き当たりばったりの旅もいいよね。

そして、4月1日。
実はリフレッシュ休暇はエイプリルフールでした的なサプライズもなく、家を早めに出発。
最寄り駅前のファーストフードで朝食をとって少し時間を調節し、阪急とモノレールを乗り継いで、9時15分に空港に着きました。

相方は飛行機や新幹線などに乗る時は、わりと時間に余裕をもって備えておきたいタイプです。
私は以前はわりと時間にルーズで、乗り遅れないですむぎりぎりの時間だけ意識しておいて、間際になって慌てて走るタイプだったのですが、相方と一緒に行動しているうちに、早めに行ってコーヒーでも飲みながら出発時間を待つような習慣がついてしまいました。

今回、航空券はJALのサイトで予約購入して、支払いもネットで済ませておいたので、空港の入り口すぐにあるチェックイン機に番号を打ち込むだけで航空券を受け取れました。
並ぶ必要もないし、カンタン。
そんな感じで旅慣れてるようにふるまってみましたが、そうやって航空券を買ったのは初めてだったので、実際の発券までは本当にこれでいいのかと、けっこうどきどきしていたのは秘密です。
けれど、座席の指定も事前にネットでできるので、便利便利。

待合いの席に座ってぼーっと飛行機を眺めていると、じきに鹿児島行きの案内の時間に。
先に優先座席の人が呼ばれていくのを見ていたら、腰に縄をつけられた若者たちが付き添いのいかついおっさん達に連れられて、先に乗り込んでいく。
どういう立場の人たちかは知らないが、移動の時は手錠じゃなくて腰に縄なんだー。
この飛行機がどこか無人島に不時着したら、彼らと協力してサバイバルしないといけないのか、難易度高いな……でもちょっとそんなミステリありそうな……とよく分からない妄想をしつつ乗り込みました。

飛行機に乗る時はいつも少し緊張してしてしまいますが、少なくとも上空には杉花粉は存在しないはず、と気をまぎらわせて、9時55分、定刻に出発。

だいたい予定通りの11時15分に鹿児島空港に着き、空港の受付であらかじめ予約しておいたレンタカー会社の迎えを呼んでもらいました。
初めての鹿児島は暑いかと思っていたけれど、気温は出発前の大阪とそれほど変わらないように思えます。

レンタカー代は、4日目に返すので3泊4日分プラス乗り捨て料込みで約32000円。
手続きをして料金を払い、カーナビ操作をしてから出発。

とりあえず空港最寄りの高速道路のインターに向かいますが、その途中でいきなり目に飛び込んできたのが超でっかい西郷隆盛像。
これが、遅ればせながら鹿児島に来たんだという最初の実感でした。
ちなみに、霧島市溝辺町の西郷公園にあるそうです。

初日の最初の目的地は知覧だったのですが、12時にちょうど桜島SAにたどり着き、知覧まではまだ距離があるし、九州自動車道の下り線では最後のSAという看板も見えたので、先に軽く昼食を取ることにしました。
桜島SAという名前なので、桜島が見えるかなと思いましたが、何も見えず。(上り線の方の桜島SAには、展望台があって見えるそうです。)
けれどツツジが満開で雰囲気の良いSAでした。駐車場の桜の木の下でお弁当を広げているグループも。
レストランで黒豚ラーメンを食べ、腹ごしらえ。
その後は順調に運転して、13時30分頃に知覧に到着しました。
駐車場に車を停めて、入場券を購入。

道路沿いの歩道には、鯉の泳ぐ水路があり、綺麗で気持ちよい町です。
知覧の武家屋敷群は薩摩藩の、麓と呼ばれる武家集落のひとつで、江戸時代の建物や庭園が残っているそうです。

知覧の武家屋敷群の、石垣と生垣が続く道をゆっくり散策します。
遠くには母ヶ岳が見えます。
庭園が公開されていますが、ほとんどの家は今も実際に居住されているらしく、入れるのは一部分。

パンフレットには、庭園は沖縄庭園の影響が見られると書いてありました。
枯れ山水が主で、奇岩をメインに池組があり、母ヶ岳が借景で、屋敷の広い縁側に面していてと、共通するものが多いです。

「何か大陸的で一幅の水墨画をそのままに現した」という文章があり、これこそが典型的なここの庭園風景を表した一文と感じました。
門の内側に目隠しの屏風岩。こういったものも、琉球の影響を受けているらしいです。

家の構造も独特なものがあり、男玄関と女玄関が分かれているなど色々と面白そうだったので、一軒でも中に入って見学できればさらに充実するんだけど、実際に人が住んでおられる町だし、あまり要求してもいけないかな。

庭から見える部分だけ公開されている家を拝見。壁は赤っぽく、欄間は木で細工してあってほとんど透け透け。天井はちょっと確認し忘れてしまいました。

食事できるお店があったので、そちらに入ったら色々拝見できたかもしれません。
先に食事してきたことをちょっと後悔。

武家屋敷が残っている町はいくつか観光で行ったことがありますが、石の門や石垣など、そして門や塀だけでなくいろいろなところに立派な石が使われていて、石材の豊富さが他の町とまったく違う印象にしています。

あちこち見ごたえがあり、お天気が良くあちこちで桜が咲いている景色も好ましく、のんびり歩いてすっかり時間を費やしてしまいました。

知覧を14時30分頃出発。
30分ほどで池田湖パラダイスに着きました。

少々肌寒かったけれど、鹿児島ときたらさつまいもだよね、とさつまいもソフトをイッシーを眺めつつ食す。
相方はなぜかイッシーよりも、大量にあったたぬきの置物に異様に食いついて、激写しまくっていました。

池田湖畔を少し散策。
花が咲き、湖ごしに見える開聞岳は美しかったです。
シーズンにはここは菜の花でいっぱいになるらしく、その景色もきっと素敵でしょうね。

池田湖からは、長崎鼻に向かって走ります。
移動中に薩摩一宮の枚聞神社の脇を通りました。
桜に赤い灯篭、開聞岳とすばらしい光景。
普段の旅行なら絶対に立ち寄っているのですが、この時は時間がおしているのでスルーしてしまいました。後になって考えると痛恨の失敗。

そして、池田湖から30分ほどで長崎鼻に到着しました。

ずいぶん遠くに来たもんだー。

長崎鼻の竜宮神社で一応お参り。貝殻に願いを書いて壷に入れるらしいです。

長崎鼻からは、砂浜ごしと岩場ごしの開聞岳が見られます。
灯台へ向かう道はかなり風が強かったです。
ガケ、海、強風。テンションが一気にあがるが、身の危険を感じるほどの強風で、うっかり海をのぞき込むと体勢をくずしそうで怖いくらいでした。
ごつごつした岩場では、NHKがなにかの撮影をしていました。

道を戻り、おみやげ屋さんでお茶を飲ませてもらい温まりました。知覧茶はまろやかで渋みをほとんど感じず、うまみが強いように思いました。

おみやげにみかんと知覧茶を購入して、鹿児島市内へ戻ります。

長崎鼻を出発し、鹿児島市内のホテルに戻る途中で指宿に寄りました。
目当てはもちろん名物の砂蒸し風呂。

16時半頃、なんとか明るいうちに砂むし会館砂楽にたどり着きました。
頭にかぶるタオル代、バスタオルレンタル代込みで1人1200円。

更衣室で一旦裸になり、砂蒸し風呂用の浴衣をはおって外に出ます。
浴衣一枚だけなので、海風はけっこう寒いし、風で前がめくれると恐ろしい事態になるので、前を押さえつつ小走りで砂浜へ。

砂浜からは湯気があがっています。

係の人たちが砂浜に穴を掘って待機していて、手際よく寝かされて頭をタオルで巻いてもらい、おばさんに砂をかぶせてもらいます。
腰をおろしたところからじわりと温みが広がり、かぶせてもらった砂は思っていたよりも重みがあり、上半身にずっしりと圧力を感じます。
背中からだんだん温かくなってきて気持ちよく、20分ほど堪能。
隣の人が、鼻がかゆいと騒いでいて笑いました。
ほどよく汗もかき、会館に戻ってシャワーで砂を落とし、大浴場でまたまったり。
海の温泉らしく、少ししょっぱかったです。

温泉も堪能して、17時20分に指宿を出発し、鹿児島市内のホテル提携の駐車場に19時にたどり着きました。
宿泊はチサンイン鹿児島。
ビジネスホテルなので、部屋はあまり期待してなかったのですが、思っていたよりずっと広く、きれいだったので嬉しかったです。

夕食は、特にどこでと決めてなかったので、ホテルにあった情報ペーパーを見ていくつか候補を決め、天文館をのんびり歩いて吾愛人というお店に入りました。

きびなごの刺身、さつまあげ、黒豚のとんとろ焼き、桜島溶岩焼き、春の野菜の天ぷら、豚とナスの味噌炒めなどなど、鹿児島名物と春の味覚を選んで注文(写真は残念ながら撮れず)。

どれも味もよく、量もけっこうあってかなり満足しました。
特に桜島溶岩で焼いたお肉がとてもおいしかったです。
すっかり鹿児島の町が気に入って、満足しつつ天文館を少し散歩して、ホテルに帰りました。

この日の走行距離159km、歩数13409歩。