日帰り東京展覧会めぐり

多摩美術大学美術館の「神 仏 人」展 美術館・博物館

所用で実家に帰っていて、ちょっと無理すれば大阪に帰る前に東京に行けなくもないな?と思い、いくつか見てみたい展覧会があったので思い切って行ってきました。
今回は行きはぷらっとこだま、帰りはバスタ新宿から大阪駅まで夜行バス使用。

朝7時半のこだまに乗り、9時過ぎに新横浜着。それからJRと京王線を乗り継いで、10時過ぎに多摩センターに着きました。
1つ目の目的地は多摩美術大学美術館の「神 仏 人」展。

兵庫県加東市の文化財展で、以前レンタカーでそのへんのお寺巡りをしていたことから気になっていたものです。
遺跡の考古資料や仏像が主で、朝光寺や播州清水寺に実際に参拝したときのことを思い出しながら見た。
特に地蔵菩薩のおなかまわりと、荒削りなお顔のなかでちょっと特徴的に突き出している唇の表現が印象に残った。
神事や祭りに使われる面の展示とともに3種類の映像が流れていたので、ばっちり見てきた。

多摩センターから京王、JRと乗り継いで次は八王子へ。
お昼だったので、駅前の富士そばに入って紅生姜天そばを食べた。

紅生姜天そば

これが関東の味…! 

次の目的地は八王子市夢美術館の「王立宇宙軍オネアミスの翼」展。

オネアミスの翼展

これを見るために事前にばっちりDVDで復習もしてきた。
展示室は思ったよりも広く、一つの作品の舞台を作り上げるのに用意された設定画がたっぷり。

オネアミスの翼設定画
オネアミスの翼原画

パイロット版も一角で流れていたので見てきたが、良いものでした。
静画で見ることで、この背景で人物や機械が動き、音や効果がつくことの凄さ、アニメの凄さがよく分かった。なんというか、あの街や秘密基地の猥雑さはアニメだからこそ出せる雰囲気なんだなっていう。
こういう設定資料を見るのは好きなので、いつまでもいられそうだったけれど、次の予定があったので移動する。

中央線で神田まで行く。電車内は混雑していたが、たまたま座れたので助かった。
神田駅から歩いて三井記念美術館へ。「仏像の姿」展。

三井記念美術館

蔵王権現みたいな足の不動明王とか、称名寺の観音・勢至とかいろいろと見られてよかった。
走り大黒さんとか、奈良や関西でおなじみの仏像と東京で再会するとなんかふふっとなる。
しかし、テーマがあんまり見えてこない展覧会だったなあ。まあいろいろな仏像が見られるというだけでも価値はあるけれど。

続いて地下鉄で1駅移動して、Art Gallery M84で、ウジェーヌ・アジェ写真展「シュルレアリスム」。

ギャラリーM84ウジェーヌ・アジェ展

横浜美術館の「シュルレアリスムの美術と写真」展でウジェーヌ・アジェを見て惹かれるものを感じていたので、ちょうど銀座のギャラリーで写真展をやっていたので行ってみた。
その写真は、なんでもないパリの風景を切り取ったようで、「そこで何かが起きている」ようなどことなく不穏な空気を感じさせる。何かが起きたのか、それともこれから何かが起きるのか。
でもそれって、シュルレアリスムの文脈においてアジェの写真を見てるからそう感じるような気もしていて、アジェを見出した芸術家はこれらの写真を見た時にどう感じたのかなとか、他の素人写真家が撮った風景写真とアジェの写真を分けるものはなんだろう?とかそういうことを考えていた。

展示の中にはアジェ本人が焼き付けたものや、著名な焼き付け師?という人が焼いたものがあって、そういえば写真って同じネガから同じ写真が複製できるという認識でいたけれど、誰が焼き付けたかによって変わるものもあるのかな、とか。

写真を見終わって17時。大学の同期と銀座で合流して、そのへんで鯛茶漬けなどを食べておしゃべり。

鯛茶漬けセット

18時半に移動してこれから新幹線に乗って出かけるという同期と上野駅でお別れして、最後の予定の東京国立博物館へ。
夜間開館日で21時までやっているので最後にした。夜にここに来るのは初めてで、昼間とは雰囲気が違ってなかなか良いなと思った。

夜間開館の東京国立博物館

特別展を見るつもりだったけれど、取り急ぎまず東洋館でやっていたワヤン特集を見に行った。

ワヤン
ワヤン

たまたま人気のない時間で、ワヤン・クリ独り占めは最高だった。

それから「大報恩寺」展。
京都のお寺の展覧会をわざわざ東京に見に行くのもなあと思っていたけれど、やっぱり行ってよかった。
わりと空いていたので、秘仏本尊の行快の釈迦如来坐像も、快慶の十大弟子像のまわりも存分にぐるぐるしてきた。
快慶というと安阿弥様の印象が強いけれど、「人間」を彫ったらこんなに凄いのかとしびれる。肥後定慶の六観音もしっかり見てきた。
時間帯のせいか、ガチ仏像勢が多かった。

閉館まで時間があったので、法隆寺宝物館に行ってみようかな?と思ったが、真っ暗で道がわからず、開いてるかどうか分からなかったので断念して、常設展示を見てまわった。
仏像室を見て、2階のキリシタン特集を見て、書画の部屋はじっくり。俵屋宗達絵、烏丸光広賛の関屋図屏風とか。

烏丸光広賛の関屋図屏風

和様の書展を見て以来烏丸光広好き。

閉館までいて、山手線でバスタ新宿に移動。
夜行バスの出発まで少し時間があったので、カフェかなんかに入ろうかなとも思っていたが、この時間になって雨が降り出したので疲れていたし歩き回るのはやめた。
けれどバス乗り場で待機しようとしても、バスを待つ人でぎゅうぎゅうで座る余地がなかった。
もう少し早く出るバスにしておけばよかったな~と思いつつ、バス乗り場の下の階の人気のないところで待って夜行バスに乗り、帰宅。