フレドリック・ブラウンの『天使と宇宙船』を読んだ。
序文でSFとファンタジー半分半分と書いているけれど、ファンタジーを表す天使と、SFを表す宇宙船という単語の組み合わせのタイトルがすごく素敵だ。
去年開いた時はあまり気分がのらなくて途中で1回放り出してしまったが、今回最初から読み直してみると、最初の「悪魔と坊や」から面白い。
サーカスで奇術師が豹変する様、チベットでの祈り車を巡る一場面と、情景が頭の中にあざやかに浮かぶ。
好きな短編は「気違い星プラセット」、「ミミズ天使」、「ウァヴェリ地球を征服す」。
登場人物がちょっと変わった事件、異常な事態に遭遇したときの、まあ困ってはいるんだけど飄々とした対処の仕方とか性格に筋が通っているところとか、そこはかとなくユーモアもあって読んでいて心地よい。キュート。
「帽子の手品」はちょっとオチがよく分からなかった。また時間をおいて再読してみよう。

