実家でのあれこれを済ませて、浜松駅で東京行きの新幹線に乗った。
フライングというのは緊急事態宣言が明けるちょっと前だったということです。
夜にドキュメンタリ「川本喜八郎:人形と生きる」の上映会に参加予約していて、新宿三丁目のホテルにチェックインして、コンビニで買った軽食を急いで食べて荻窪へ向かい、開始間際に会場に滑り込んだ。
1999年に三越劇場で開催された人形劇、パペットアニメーショウのドキュメンタリで、練習風景から当日本番の映像まで、舞台を客席から撮った前半部分と、人形遣いの側から撮った後半部分、間にトークを挟んで2時間半の長丁場。
人形はそのままだとただの人形にすぎないんだけど、人が操ることで急に生き生きしてくる、人形に命が宿る瞬間を見逃さないようにしようと、見ながらそんなことを考えていたと思う。
人形の動きを人間らしく見せるのはなんなのかな、とか。
特に、人形遣いの方々のお話が、口元で表情を出す話とか、女性の人形を操るときに髪を乱さないように動かすのに工夫したとかとても面白かった。人形遣いから見た川本さんの人形、という視点の面白さ。
上映が21時に終わり、新宿三丁目に戻る。ホテル最寄りのコンビニが20時で閉まっていて、まさかと思いつつ開いているコンビニを探してさまよってしまった。
繁華街のホストみたいな人がところどころで暇そうにしていた。
東京2日目の朝はホテル朝食。

パンからおかずからすべてが個包装されていて、なかなかのディストピア感だった。ここまでして朝食出さなくてもいいんじゃないかと思ってしまうな。
1つ目の予定は横浜だったので、通勤ラッシュを避けるように早めに行動開始したつもりが、既に電車は満員状態だった。
副都心線からの東横線、グリーンラインと乗り継いでセンター北駅に着いた。
開館まで少し時間があったので、駅周辺をうろうろ。みなとみらいとかもそうなんだけど、横浜市のでっかいモールがあるようなエリアってどうも道に迷っていけない。
横浜市歴史博物館の「横浜の仏像」展を見た。
なんつっても鎌倉近いですし鎌倉仏像まつりなのでは…とか思っていたけれど、意外と古い仏像もあった。
いいなあと思う像がいろいろあって、ぐるぐる2周。
それにしても関東の仏像を見ると、なんとかの戦いとか地名や歴史上の出来事の知識が関西の歴史に比べてはっきりと足りないのを感じるな。
グリーンラインとJR横浜線を乗り継いで、次に向かったのは八王子市夢美術館。
「土門拳×藤森武写真展 みちのくの仏像」を見た。土門拳は中尊寺のみでほとんどは藤森武の作品。
仏像の写真はこれまで図録で見るくらいだったけれど、なんていうか……仏像を見るとき、その表情は見る人によって・その時によって色々で、私が見た表情は私だけの経験なんだけど、写真を見ると、ああなるほど写真家はこのお顔を見たのかとわかるというか……なるほどそこを強調するのか、とか。
これは素人が撮った写真を見るのとは全然違う経験であったと思う。
図録を買おうか迷ったが、別冊太陽を買った方が(本棚の都合的に)いいかなと思い、荷物を増やしたくなかったので後日注文することにした。
中尊寺にめちゃくちゃ行きたくなった。
八王子から今度は東へ東へと移動して、両国へ。すみだ北斎美術館、「筆魂」展。

これまで浮世絵ってなんか似たような絵ばかりと思っていたけれど、ここで時代を追った展示の流れのなかで喜多川歌麿を見て、あっなるほど、これはと思うタイミングがあった。
かなり見応えのある展示で、後になってからあの展覧会すごかったなと思い出す感じ。
ここまでで15時半といったところ。
上野公園に移動すれば都美術館かトーハクが1時間くらいは見られる。
どうしようかと迷ったけれど、お昼ご飯を食べずにゼリー飲料のみで動いていたのでエネルギーが切れてしまった。
傘を持っていなくて雨が降りそうな降らなさそうなという天気も追い打ちをかけてきて、無理はせずホテルに向かうことにした。
今回は新宿から横浜、八王子、東京の東の方と移動時間が長くかかりすぎたなー。
一旦ホテルにチェックインした後、友達の家に遊びに行って夜遅くまでしゃべるしゃべる。
3日目は朝から友達の家に転がり込んで、うわーっと夕方まで手伝い作業に没頭。
帰りに東京駅に大学の同期が見送りがてら会いに来てくれたので、とらやのカフェで1時間ほどお茶して帰宅した。



