新書を2冊読みました。
『『こころ』 大人になれなかった先生』 石原千秋
高校生の頃に進学先を社会学部と文学部で迷って、社会学を選んだので、今になって文学部に行ってたらどんなことを学んでいたか気になっているのです。
そんなわけで、文学部って一体どんな講義があるんでしょーなんて話をしていた時に勧めていただいた本。
漱石に関してはつまみ読みで決して良い読者ではなかったのですが、読解が平易な言葉で書かれているので、分かりやすく勉強になりました。
この先生の講義、受けたいなあ。他の著作も探してみようと思います。
『こころ』入門だけでなく、読書を始めた中高生に、こういう読み方の可能性があるという読書の仕方としてもためになる本だと思います。
続けてこちら。『読書の腕前』 岡崎武志
こちらは冒頭を立ち読みしてブックガイド的に使えるかと思って読んでみたのですが、だんだんただのエッセイの色彩が濃くなって、期待していた本の紹介はそれほどなく、得るものがありませんでした。
読書は個人の楽しみだというのは私もそう思うのですが、そういう作者が二言目に「ドストエフスキイも知らない若者」なんて馬鹿にした口調でいうのはどうかと思うんですよねー。若者の2倍以上も生きておいて。
若者が今までろくに読んでないって、若者には未来があって、これからの時間、好きなだけ読書の海に漕ぎ出していけるわけですからね。今、現時点で読んだ、読んでないってえらそうに言われると、むっとします。

