はっきりしない日

読書

 大雨の翌日はお天気。梅雨に入ったんだか入ってないんだか分からない。
 梅雨が終わってからと思っていたが、それなりに蒸し暑いので、、一足早く風鈴を飾る。
 今年の夏を心地よく過ごすための秘密兵器はひとつが風鈴、ひとつがMUJIで買ったイグサの枕だ。

 買い物に行ったついでに花でも買って帰って飾ろうかと思ったけれど、理由もなく中止。
 西梅田でキャンドルナイトというイベントをやっていたので元気があってなおかつ相方の仕事が早く終わったら見物に行くつもりだったが、なんだかんだで中止。

 ポジティブなのかネガティブなのかも分からない。

 『岡本綺堂集 青蛙堂鬼談』(岡本綺堂/ちくま文庫)読了。
 青蛙堂に集められた客たちが物語る怪談百物語。
 話し言葉で書かれていてとても読みやすい。読んでいて心地よい言葉。
 人を脅かすような話や説教くさく終わる話でなくて、話によっては起承転結がほとんどなかったり、ただ不条理だったりするだけの物語が、人に聞かせるという設定もあり、感情を抑えられて淡々と語られ、どこが怖いのかというような話もあるけれど、それがかえって語りにリアリティを感じさせる。

 どこで深淵を覘きこんだ心持ちになるか、どこではっと目が覚める思いをするかは人それぞれで、これらの怪談から何を読み取るかは読み手の想像力にもよるのだろうな。
 これだけうまい語りなのに、想像の余地がある、というか、だから怖いというか。

 「白髪鬼」の最後の会話で時が止まった気がしましたよ。