京都で美術館めぐり~明治150年

細見美術館のカフェのケーキ 美術館・博物館

京都に行ってきました。
烏丸で降りて昼食の店を物色。
あらかじめ目をつけていた店が烏丸通りの北の方なのに、なぜか迷いなく南下してて、戻るのもなんなので結局通りすがりのお店に入りました。

焼肉北山ですき焼き定食。

すき焼き定食

ちょっと味が濃いめだったけど、お肉もおいしいし思ったよりボリュームもあり、お麩もしみしみでよかったです。また行きたい。

それから地下鉄で移動して京都国立近代美術館に行きました。
こちらに入るのは初めてで、展示室の入り口がわからなくてちょっとさまよってしまった。
エレベータで上って先に常設を見てから「明治150年」展最終日。
明治元年が1868年なので、そこから150年ということらしい。
前半は絵画、それから工芸。
近代の画家はあまり知らなかったけど、見ていくとけっこうこれ好きだなーと感じる絵があった。元々応挙とか呉春とか好きだったので、それを受け継ぐ円山派や四条派の絵が良いなと感じるのも自然なことかもしれない。
竹内栖鳳は知っていて好きだったけど、今回特に惹かれたのは菊池芳文の「春の夕・霜の朝」だった。
透明感のある桜の花びら、それから烏の滲む黒に惹かれた。
工芸は京博なんかでも見てるけど、ほんと技術と時間と贅を尽くした品物が並んでて、腹一杯になる。

細見美術館まで歩いていってケーキを食べて休憩し、京阪で四条に戻り、歩いて学校歴史博物館へ。
こちらでは「京都画壇の明治」展をやっていて、近美で見た絵が良かったので寄ってみました。
入館料は200円だし常設の一角のコーナー展示程度かな?と思ってたら、別に企画展示室があって、思ったよりかなりボリュームのある展示でした。

ここでは京都画壇のナントカ派ごとに系図があり並べてあったので、誰が誰の師匠で、弟子でというのを意識しながら見ることができた。
幸野楳嶺の弟子の四天王が菊池芳文、谷口香嶠、竹内栖鳳、都路華香ということや、正月に仙人画を見て印象的だった鈴木松年とその父の百年とか。鈴木派の百年の弟子の松年、久保田米僊は最初は百年の画風を受け継いでいたけど次第に個性が出てきたこととか。

こうして1日絵画と工芸品を見て、菊池芳文、岸竹堂、鈴木松年がいいな~と感じたので、またこの時代の絵画を見る時があったら注目して見てみようと思います。