1月に読んだ漫画

漫画

3月になって1月の話かって感じだけど、毎月漫画もそこそこ読んでるので、1ヶ月ごとにメモを書いておこうと思って途中まで書きかけて忘れていたのを今頃見つけた。

1月に読んだ漫画は39冊でした。
いつもより数が多いのは、正月に足を怪我して漫喫で暇をつぶしたのが引き金になって、正月休みに積み漫画を一気読みしたのが大きかったからです。39冊中、『弱虫ペダル』(とスペアバイク)が22冊。

印象に残った漫画についてちょっとずつ。

『春の呪い』小西明日翔
自分でもどこがツボだったかわからずもやもやしてるけど、引き込まれて一気読みでした。
残された姉。若くして死んでしまった妹の婚約者との、婚約。
喪失感と、それ以上の不在ゆえの春の存在感。
こう、残された者たちの話が好きなのかもしれないなー。あと感情の薄さと、インモラルな雰囲気が。

『新婚のいろはさん』OYSTER
好きな4コマ漫画家の新刊は新婚さんものだった。
昔好きだった4コマ漫画家が、年月が経って子育て漫画とかエッセイ漫画にシフトしてることがよくあるので、お前も結婚したのか…ってなるけれど、今までのテイストも残しつつ、新婚さんにニヨニヨできるので満足した。

新婚さん4コマだとおーはしるいの『夫婦な生活』が好きだったなあ。あの頃は同世代夫婦に共感しつつ読む感じだったけど、今は若いなかわいいなってなるな…と自分がもう若夫婦ではないことがしみじみくる。

完結巻が出た2作。

『でぃす×こみ』ゆうきまさみ
ゆうきまさみがBL漫画を描く女子高生を描くという、最初はまじすか?と思った。
兄の漫画で受賞してしまったという秘密を抱えて、本来の描きたい漫画と違うジャンル(BL)を苦労して描く主人公と、作中に出てくる畑違いのBLを描くゆうきまさみをオーバーラップさせるという狙いだったのかもしれないけど、結局、本人が好きでも得意でもこれは面白いと自信を持ってるわけでもないジャンルの漫画を苦労して描く漫画家の話って、面白がる余地がなかった。

それはミステリ漫画とかSF漫画とか他のジャンルだったとしても同じことで、BLならギャグになると思ったのか…?みたいな疑問。
まあ私が商業BLも読む方だから余計にそのジャンルをバカにしてるだけじゃん、と感じたのかもしれない。

『彼方のアストラ』篠原健太
SFと冒険とサスペンスとギャグと、一つのジャンルに縛られない作者の多彩な持ち味が発揮されてる。
目の前の危機に対処しつつ、高校生たちそれぞれの秘密が明らかになっていくのも面白かったし、異星での面白サバイバル生活に影を落としていた、この中に誰か裏切り者がいるという大きな謎も明らかになって満足した。