2014年に見た映画メモ

映画

今年のまとめシリーズその2は、今年見た映画。
映画館もレンタルも、見る時期と見ない時期の差が激しいんですが、今年はこんなん見たよーっていう。
年によってサスペンスばっか見てる年とかSFばっか見てる年とかあるんですが、今年は年を通してみると、ヒューマンドラマっぽいものをよく見てたみたいです。

DVD買ってもいいなーと思ったのは『おじいちゃんの里帰り』、サントラが欲しいのは『ぼくを探しに』、あと『天才スピヴェット』良かったです。やっぱいいわジャン=ピエール・ジュネ。

レンタルでは古畑任三郎と八つ墓村を見た…古畑は、『ジャガーノート』を見た時に木村拓哉回「赤か、青か」を勧められて見たのをきっかけにとりあえず第1シーズンを見ました。突っ込みどころ多い回もあったけど、犯人役の俳優さんがどれもよくってかなり満足度は高かったです。特に好きなのは中森明菜、石黒賢、桃井かおり、菅原文太の回。
八つ墓村は春に岡山旅行を予定していたので、野村芳太郎監督(渥美清金田一)のと、96年市川崑監督(トヨエツ)のと、78年の古谷一行のドラマのを見ました。ここまできたら稲垣吾郎のも見たかったけどレンタルになかった。
一長一短(かなあ)ありますが、この中では古谷一行のが好き。人間関係が整理されてて分かりやすかったのもありますが、なんつっても若い古谷さんがちょう好み。

あとは、ちょっと去年末に見たのも混じってますけど、『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』、『8人の女たち』、『ジャガーノート』が良かったです。
ついったーに書いた一言感想コピペ。

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』見た。
病室で出会った死を宣告された2人の若者が、車を盗んで警察やギャングに追われつつ海を見に行く話。1人はやんちゃしてた風な半端者で1人はDT。
ベンツ230lsベイビーブルーがもー、そういう旅路にふさわしいキュートな車でもう。
友情を育む話ではあるけど、いい話っていうのとは違う。もっとエゴの固まりで切実で、何と言ってもバカ。だから好き。

『8人の女たち』見た。
やっぱフランソワ・オゾン好きだ! 女たちの火花を散らす関係がたまらん。女優たちが横一列に並んだ時の迫力!「奥様」と「娼婦」の関係が同列になりつつバイがノンケを押し流すカタルシスを爆笑させるセンス!これが本当の見せブラよと言わんばかりの貫禄!
あーもう語りたいような名場面でいっぱいだよー。小悪魔メイドがカラーを引き抜いたとこもたまらん。女優にもっと詳しかったらもっと楽しいんだろうなー。
ロミー・シュナイダー綺麗ですよね…。それはそれとして、吉野朔実の漫画で好きな女の子の彼氏を寝取ることで満たされる女の子がいたけど、あの子はああいう感じなのかなー、と思った。

『ジャガーノート』見た。
豪華客船での爆発物処理物と聞いて。爆発物処理班もだけど、船長や刑事や事件に直接関わる人だけじゃなくて、ウェイターや道化まで悩みつつも自分の仕事に誇りを持ってやるのがいい。古い映画だからか登場人物たちが優雅さを失わないところも。

以下は今年映画館で見た映画のメモです。(タイトルの後は監督名)

鑑定士と顔のない依頼人 ジュゼッペ・トルナトーレ
おじいちゃんの里帰り ヤセミン・サムデレリ
アイム・ソー・エキサイテッド! ペドロ・アルモドバル
ワールズ・エンド エドガー・ライト
グランド・ブダペスト・ホテル ウェス・アンダーソン
ぼくを探しに シルヴァン・ショメ
思い出のマーニー 米林宏昌
聖者たちの食卓 フィリップ・ウィチュス 、 ヴァレリー・ベルトー
まほろ駅前狂騒曲 大森立嗣
天才スピヴェット ジャン=ピエール・ジュネ