最近好きな漫画

漫画

漫画はそこそこ読んでいるのにブログで書くのは地味に2019年2月以来だった。
なので最近とか言いつつ、去年からの話です。
2020年に読んだ漫画は192冊くらい、2021年1〜6月に読んだのは102冊くらいだった。

中でも2020年に最も熱中したのは『ハイキュー!!』だった。
ジャンプで読んでいて、春高の結果がそろそろ見えてきたときに、この先の展開がどうなるのかと少し不安に思っている時期があった。
とびおの戴冠は見た、日向がてっぺんにいる場面も見た、この後に一体何があるのか。
烏野のベストメンバーから3年生が卒業して、1年生が入学してきて新しいチームでまた春高を目指すのか。
春高の終盤が、それまでの伏線を回収しまくりの気持ちいいスピード感だったので、これがまたチームづくりから一からやり直すとしたらついていけるだろうか…結局、そんな不安は杞憂だった。
1巻と同じ構図の完結巻45巻を比較すると体つきが全く違う、大人の体つきになっている。
最終シリーズがあまりに好きで、コミックスが出るのが待ちきれずジャンプを切り抜きして何度も読み返していた。
そんなふうに漫画を読むのも何年ぶりよって感じで、とにかく見事な大団円でした。

あとは読んだといえば、『コウノドリ』を一気読みした。
産婦人科医が主人公で、生死に関わるヘビーな状況もけっこう出てくるけれど、登場人物の人柄や、医療にかける真剣さで重くなりすぎず読めた。
院長があまり仕事していなさそうなのに、必要なときに必要な人材を連れてくるところとか面白いし、あとぱっと思い出すところではDMAT編とか好きだったな。
自分の経験上では、リアルのお医者さんってもう(表面的には)完成されている状態で会うから、天才的な技倆を持つ主人公の周囲の若いお医者さんたちがいろいろな経験を積んで成長していくのが新鮮で、好感がより持てたと思う。
すべての中学校、高校の図書室に5セットずつくらい置いたらいいと思う。

完結したといえば、『さんかく窓の外側は夜』も面白かった。
もともとオカルト味は好きなんだけど、1、2巻を読んだときはメインの2人にあまりぴんとこなくてしばらく放置していたが、脇が出揃ってJKが動き始めてから面白くなってきた。
周辺の人物の方が魅力的に生き生きと動いている漫画だったな。一番かっこいいのは紛れもなくJKですしね。そういうこともあるな。そしてその中心に静かにいる2人。
関係ないが私はこの作者の描くキャラにどうしてもグリーンウッドの光流先輩を見てしまう。

あとは最近はまっている漫画。

『ワンダンス』
高校生のダンス部もの。なんかダンスものの漫画って好きなのが多い気がする。静止画でダンスを表現しようとするチャレンジに好感がもてるのかな。
高校生のダンス部っていうと、なんかひとつの作品をみんなで揃って作り上げるような、協調的なものを想像していたけれど、その一方でここで描かれているのはもっと個人的な、衝動的なダンス。
主人公は吃音があってうまく意思を周囲に伝えられないディスコミュニケーションで、消極的になっている。その主人公がダンスという対話の手段を手に入れて、コミュニケーションに貪欲になっていく描写がとてもいい。
先輩とか周囲も主人公との関わりの中でセンシティブな部分があるのがだんだんわかっていくところとか。
「ダンスしかない」っていう切実さがある。

『スキップとローファー』
なんか続けてアフタヌーンになってしまった。気がつけばアフタヌーン連載で買って読んでいる漫画けっこうあるな。
近年ラブコメっぽいものがけっこう好きになってきたんだけど、これはぎりぎり「それ未満」の感じがとてもいい。
恋愛も頭のどっかにはあるんだけど、まず自分を自分として確立することを目指している感じがいいのかな。自分の成長の延長線上に人間関係の好転があるっていうか。