若狭・多田寺の名宝展、と東寺

美術館・博物館

龍谷ミュージアムって「絵解きってなあに」展から気になっていたのですが行きそびれてしまって、面白そうな展覧会やってるとこだなー1回行ってみたいなーと思ってたところ、「若狭・多田寺の名宝展」をやるってことでやっと行ってきました。
若狭の方は行ったことがなくて、けれど「海のある奈良」って言葉は知っていたので興味があったのです。

部屋に入って最初に見える観音菩薩立像と十一面観音立像で、ああ、たおやかなお姿だなあというのが第一印象。
若狭の他のお寺からお出ましになった他の像を見ても、こんな仏様をお守りしてきた里って多分すごく穏やかでいい所なんだろうなーという気持ちがひしひしと……なんなんでしょうね、この印象。

ご本尊の薬師如来立像は、一度見たら忘れられないお顔でした。

参考出品で「日本の神とほとけ」ってことでいろいろ見たことないような曼荼羅が展示されていて見られて嬉しかったです。
多武峰曼荼羅とか初めて見た。

秋の特別展は「極楽へのいざない 練り供養をめぐる美術」(9/7~10/20)だそうです。これまた面白そうだから行こう。

その後、京都駅で昼食をとって東寺へ。
今回は観智院、宝物館、金堂、講堂と共通券で周りました。

観智院、さすがに見事な建物にお庭でした。
石を見て、なにこれ魚? と思って後で説明を見たら、やっぱり鯱を表していたらしい。

外から撮ってみた、屋根だけでもわーすごい、としか。
ここでお庭を見てるだけで1日ぼーっと過ごせるね。

宝物館で現在見られる国宝は「東宝記」と「兜跋毘沙門天立像」の2点。観智院の五大虚空蔵菩薩像もだけど、けっこう唐から伝来した仏像があるんだなー。
牛玉宝印の版木に見入ったりして。

東寺で桜ってあまりイメージなかったのですが、立派な枝垂れ桜が満開で、染井吉野も綺麗に咲いていました。

去年、和歌山の博物館で密教形式の仏像が……って話を聞いて以来、密教っていったらやっぱ東寺だよなーと思ってそれで機会があったら来よう来ようと思っていたのですが、やっぱり講堂の立体曼荼羅すごい。すごいすごいとしか言いようがないなー。
と、ブログに書こうにもなんかそれ以外の言葉が出てこないっていうね。

時間があったら四条に出ようと思っていたけれど、結局龍谷ミュージアムと東寺だけでかなり満喫してそのまま大阪に帰りました。