尼崎めぐり〜はしもとみお展と尼崎城

はしもとみお展会場風景 お出かけ

正月休みに尼崎に遊びに行ってきました。
尼崎市に隣接した市に住んでいるので、尼崎市自体は近いといえば近いんですが、阪急沿線以外のエリアはうちからだと一旦梅田に出てJRか阪神電車に乗り換えないといけないので、心理的に距離が遠くてあまり行ったことがないエリアです。

それが去年の関西文化の日のときに阪神尼崎駅付近を歩いて、けっこう狭い範囲にいろいろ見どころがあるのがわかったので、ちょうど見たいものもやっていることだしと出かけてきました。

阪神尼崎駅で下車し、歩いてA-LABへ。
尼崎市が若手アーティストの発表・創作の場として使われていなかった旧公民館をリノベしたギャラリーです。
1月ははしもとみお展をやっていたので、行ってみることにしました。

はしもとみお展入り口

建物に入るとまず2階への階段があり、展覧会タイトルと、作品がひとつ。
これが、ちょっと写真が暗くなってしまったので表情がわかりにくいんですが、いかにも”歓迎”といった顔つきの犬ですっかり嬉しくなります。

いちばん大きな展示室は靴を脱いで、木彫り作品の間を歩きすぐそばに近づけるようになっていました。中にはさわって良いものも。壁には絵が並び、かなりの点数が展示されていました。
A-LABは大きな展示室、中くらいの展示室、ロフトスペース、和室と複数の展示スペースがあるのですが、それぞれの部屋が違った雰囲気でまとめられており、部屋を移動するごとに新鮮な気持ちで鑑賞できました。

貫禄のある猫の背後には植木鉢やペットボトル、ほうき、落ち葉など、そのへんの住宅街の風景。

ロフトははじめて宇宙に行った犬、クドリャフカをテーマにした部屋になっており、この世界観に浸っていたいと思わされました。

和室は昭和っぽいインテリアや家電でまとめられており、動物たちがくつろいでいるよう。
しかし仔犬は布団に乗らせてもらえない……。

かなり久しぶりに猫が乗れるテレビを見た。やっぱりテレビはこうでないとね、というような猫の姿。

木彫りは近くで見るとけっこう荒々しい彫った痕があり、毛筋なんかいちいち彫ってないのに、少し離れてみるとかなりリアリティがある姿のように見えます。
市内でスタンプラリーをやっているとのことで、1枚もらいました。

次の目的地は尼崎城。

着いたとき、暗雲!尼崎城みたいな空になりましたが、降られずに済みました。
ここにはリアル謎解きゲーム「三城の秘宝を探せ!」をやるつもりで来ました。
天守閣の各階でヒントを探しつつの謎解きで、ボリュームも難易度もそれほど難しくはなく、お城の展示やアトラクションを体験しつつ、親子とか家族でやるのにちょうどいいやつですね。

お城の中にはコスプレ体験やちょっとした体験型アトラクションがあり、特集展示もありという感じで、たまたま人がいないタイミングがあったので、鉄砲打ちゲームなど意外と楽しんでしまいました。

展示はこのときは荒木村重展。戦国時代はあまり知らないので勉強になりました。

謎解きはスムーズにクリア。

お城の1階にも展示エリアがあり、ここでもはしもとみおの絵本原画を展示していました。スタンプラリーの設置場所でもあったので、ひとつ押し。

はしもとみお絵本原画

それからスタンプラリーのために、お城の隣にある中央図書館へ。

尼崎の公共建築けっこう好きな感じが多いなあ。

階段踊り場のステンドグラスの感じが面白かったです。

尼崎出身といえばこの人…みたいな人の像もなぜかあった。

このあともスタンプラリーのために歴史博物館(この日は展示をやっていなかったのでスタンプのみ)、神社、商店街とまわりました。
A-LABを始点として市内の文化施設を周る感じがけっこう楽しめました。

行こうと思えば尼信の世界の貯金箱博物館とか尼信会館も近いし、白髪一雄記念室もあるし、無料や安価で気軽に見られる文化施設が集まっているのは良いですね。
また尼崎に行くこともあるだろうし、今回は食事はチェーン店で軽く済ませてしまったので、次回はランチのお店やカフェなんかも開拓してみたいところです。

この日のお土産。

完成したスタンプラリーと、思わずまわしたガチャガチャ(2回)、それからポストカードとマステをお持ち帰り。