2017年上半期に読んだ漫画

漫画

1月~6月に読んだ漫画は66冊くらいでした。もう少し読んでるかもしれないけどごたごたしてメモを忘れていた。

思いがけずはまった漫画は池辺葵の『プリンセスメゾン』でした。
年末の『ダ・ヴィンチ』で紹介をちらっと読んで、女の子がマンションを買う話っていうのに興味を引かれて読んだんだけど、想像以上にじわじわときて、最近では珍しく何度も読み返してしまう漫画になりました。
出てくる登場人物はだいたい「ひとりで生きている」。自分の生き方を自問自答して、その寄る辺ない不安とか、ほんのりとした寂しさとか、だけど清々とした自由とか描かれている雰囲気がよいのです。

それでこの作者が気になってきて読んだ『雑草たちよ大志を抱け』、『繕い裁つ人』も良かった。
私がここにいる、と思った。

もうひとつ良かったのが小林有吾『アオアシ』でした。
ユースが舞台のサッカー漫画で、毎巻すごい気になる引きで終わるのでほとんど一気読みしてしまった。
試合で主人公や仲間、敵がどう動いているのか、主人公のどこがすごくてどこに問題があるのか、状況がとてもわかり易くてサッカー素人でも問題なく夢中になれる。
1冊で主人公になんらかの困難な課題が与えられて、考えて考えた末にそれが解消する、試合のスピーディな描写と爽快感と共に。めちゃバランスがいい。
これは今までに読んできたスポーツ漫画の中でもかなり上位になる予感。

あとはだいたい、継続して読んでるのの新刊を読んだり。

『ヒストリエ』10巻、大人が泣いて逃げ出す気持ちの悪さ良かった…。
もう歴史ぐぐっちゃおうかという気持ちとヒストリエは知識なんもなしで読みたいという気持ちで揺れる。