今回の旅行は予算の許す限り贅沢するつもりだった。
なるべく今年の余暇費は九州で使おうと考えていて、といっても我が家の財布事情では微々たる予算だけど…旦那が合流してからの2泊は温泉旅館に泊まることにして、我が家としては贅沢に黒川温泉と由布院温泉に予約していた。
さすがに何を出されても美味しくて
「これはうまい」
「これもうまい」
と言うばかりで、語彙のなさが目立つばかりだけど、自分の備忘録として日記に書いておこうと思う。
15時半に英彦山を出発して、道の駅で買い物をして、黒川温泉に着いたのは18時前だった。
宿は御客屋。2012年に実家の両親と九州旅行した時に泊まった宿で、その時の印象がとても良かったのでまた泊まることにした。
前回の時にすごく気に入って、今回お願いしてすこし多めに出してもらったチーズ蓮根と地ビールで乾杯。さいこう。
馬肉の刺し身も食べる前は馬肉ってどうやろ…?と思ってたけど、とろける甘みがあって美味しい。あぶらに甘い醤油+生姜がしみてとても合う。
あとヤマメの焼いたん!身がふんわりして最高だった。
メインは黒豚鍋で、お肉と自家製ポン酢が特においしかった。
こちらの宿の泉質は含鉄泉と酸性泉と2種類あって、温泉も堪能した。
朝が早かったし長時間運転したこともあって、すこーんと寝る。
4日目は台風が最接近して、ひどい雨だった。
朝食を食べてお風呂につかり、チェックアウト時間の10時まで台風情報を見つつ部屋でのんびりする。
川の流れもかなり激しくなっていた。
足元の悪い中で風呂巡りという気分にはならなかったので、宿の近くの系列店でもあるわろく屋というカフェで雨宿りすることにした。
プリンとドリンクセットで500円て、お得すぎる。頼まない理由がなかった。
居心地のいいカフェで長居してしまったので、お昼もここで焼きカレーをいただいた。何を食べてもおいしいとしか出てこない。
あとこのトレイすごくいいなー。ほしい。
外に出て雨の中を少し歩く。ひどい雨だがカッパを着て元気に歩き回ってる観光客もいた。温泉卵があったので雨宿りしつつ食べる。
ギャラリーで陶器の展示をしてて、普段使いに手頃な器があったので買ってみた。
あと黒川温泉で買ったおみやげは旅館で使ってた木のコースター。
黒川温泉はホスピタリティがすごいので、ほんともてなしてもらったって満足できるし、何度でもリピートしたくなる。
風雨は相変わらず激しく、どこかで観光しようなんていう感じではなかったので、由布院温泉まで車でじわじわ移動する。
旅館のチェックインには早かったので、由布院の道の駅でお土産など買い物をしてしばらく時間をつぶした。
目の前を歩いてる人の傘がみるみるおしゃかになるのを、いっそ傘はささないというのも選択肢よなーと旦那と眺めていたが、風で車が揺れるたびにかなりびびっていた。
我が家と同じように旅館のチェックイン時間まで駐車場で待機している人が多かったようで、15時になると駐車場から続々と車が出発していった。
おみやげはここでは主に立派な乾燥シイタケと同僚へのちょっとしたおしゃれなお菓子なんかを買ったけど、おやつに買ったわらび餅が大変おいしかった。
水のおいしいところのわらび餅はだいたい外れない。
4日目の宿は湯布院ICの近くにあるほたるという旅館でした。
奮発して露天風呂付きの部屋にしたけど、雨が激しすぎてさすがに入れなかった。
とりあえず家族風呂に入ったら、無色透明だけど不思議ととろみのあるお湯で、出た後につま先がぽかぽかしているのに気がついた。
これめちゃいいお湯だ…と実感。
晩ご飯はもちろんごちそう。
松茸のおすましと松茸ご飯とか何年ぶりだろう。
お酒は知覧の芋焼酎をお湯割りでいただいた。飲んだ時に鼻に抜けてくる風味というか香りというかあれなんていうんだろう。気持ちいい。普段ビールしか飲まないんであれですが、とてもいいお酒を飲んでいる気分。
豊後牛もおいしかった。
ただちょっとお酒が強かったみたいで酔っ払って途中でお腹いっぱいになってしまい、せっかくの釜飯が食べられなかったら、小さなおひつに移し変えて部屋に持たせてくれたのが嬉しい心配りでした。
夜食に残さずいただきました。
夜には雨も弱まったので、部屋の露天風呂も朝晩と2回無事に堪能した。良かった。
あちこちの温泉に行って当たり外れの両方とも経験があるけれど、由布院温泉は親と来たり、友達と来たり、夫婦で来たりで何回か価格帯も違う旅館に泊まって、どこの宿も良かったと満足した記憶しかないなー。
盛り付けも美しい朝ごはんを食べて新米をおかわりしてチェックアウト。