みほとけのかたち展

奈良国立博物館「みほとけのかたち」展に行ってきました。
夏休みってこともあり、テーマ的にも仏像入門の意味合いが強いと思われます。

いろんな珍しい仏像をただ並べるんじゃなくて、同じ釈迦牟尼仏でも誕生とか修行中とか涅槃とか色々あるように、ぱっと見で「あ、これとこれは違う」と分かりやすい、見た目に特徴のある仏像が選ばれていて、面白い導入だなーと思いました。
展示はビジュアル重視で、小型から等身大くらいの像を見てきた後に丈六仏どーんとか。

妙法院の千手観音菩薩立像は、それぞれの手に持物を持たれているのですが、ライトが背後の白い壁に映し出す影がまた美しかったです。

海住山寺からの十一面観音、四天王立像、浄瑠璃寺の馬頭観音、長命寺の地蔵菩薩、林小路町自治会の弥勒菩薩、寳山寺の愛染明王などなど、思わず見入ってしまうイケメン多め。

それから、走り大黒(一覧では伽藍神立像)が初めて見られたのも嬉しかったなー。

仏像館の方の常設展は、訪れるの當麻寺展以来でしたけど、展示替えはほとんどなさげでした。

暑いので、他には寄らずに少しだけ鹿に触ってそのまま帰宅。