姫路城と竹内栖鳳展

お出かけ

姫路に行ってきました。
姫路城天守閣の保存修復工事が終わり、グランドオープン目前の……オープンしたら混みそうなので、今ならまだ空いてるだろうという目論見。

というより、関西ウォーカーを読んでたら明石のたこづくし定食が載ってて、去年の夏に行って以来魚の棚商店街の虜なので、ちょうど18切符のシーズンだから日帰りで、明石のついでに足を伸ばして行ってみるかくらいの気持ちで出発。新快速で大阪から約1時間。

姫路駅で降りて北口に出ると、もうお城が見えていました。これは迷いようがない。

小学生の時に家族旅行で来て以来ですが、やっぱりこの規模がすごいです。
何重にもめぐらされた石垣とか、そう、石垣が野面積みって書いてありましたけど、表面が整ってなくてごつごつした感じがかっこいい。強そう。家族と「これは攻めにくい」「これは強い」って言い合いつつ歩きました。

百間廊下の中に、たぶん池田氏の揚羽蝶の紋の瓦が展示されてました。

蝶紋かっこいい。

オープン前なので入れたのはここまでですが、それでもけっこう堪能しました。
また落ち着いた頃に行こう。

歩いてて見かけたマンホール。白鷺城にちなんで白鷺?っと思ったけどよく見たら違うな、花だなこれ。

お城のまわりをぐるっと歩いていたら、市立美術館で竹内栖鳳展をやっているのを知って、去年静岡のアニマルワールド展で絵を見て記憶に残っていたので見たくなってしまい、明石には夕食を食べに行くことに予定変更して、お弁当を買って公園で食べてから美術館へ。

生誕150周年竹内栖鳳展。伝統的な日本画を学んで、渡欧して西洋の技術も取り入れた画家。印象的な絵がたくさんあった。
動物を描けばその匂いまで描くと言われたそうで、猫でも雀でも触ったら体温がありそう。
雨に煙る風景画もよかったな~。雨に溶け出していく風景。
あと2人の画家の合作というか寄せ書きの、薔薇と蝶の絵がよかった。画家が色を置いていったらそれが薔薇になり、加えて置かれた黄色が蝶になる、色に生気が宿る感じ凄い。
あと、扇を持って舞う骸骨!これのグッズがあったら欲しかったけどなかった。

唯一出品された油絵という「スエズ景色」があって、それが二楽荘の絵葉書の中にある絵と似てることから、一時二楽荘に置かれていたんじゃないかって繋がりで龍谷の二楽荘展の図録も置いてあった。気がつく人すごいな。

私は絵を見る眼はないんだけど、っていうのは何回も言ってるんだけど、日本画に関しては京博の山楽・山雪、名古屋で見た応挙展、それからこれで少し自分の好みが分かってきたかも。
今回展示されてた猛虎とか、部分的に見たら墨のにじんだ線なのが全体で見たら虎の模様になる、筆先から生まれた線が絵になっていくのが見える絵が好きなのかもしれない。

バスで駅に戻り、JRで垂水に移動してスパ銭でまったり。
お風呂の後、相方はマッサージしてたので、私は休憩所で読書。
夕方になってから明石に移動して、やっとメインの目的を果たしました。

たこづくしー。お刺身おいしかった…。

明石焼きはベツバラ。