九州旅行5日め 鍋島邸~長崎市内

旅行

ご馳走と温泉の後ぐっすり眠り、気持よく目覚めて旅行最終日。

朝食を食べつつ予定を考える。前日に雲仙地獄を歩いて満足したし、紅葉は時期を外したのかそれほど盛りでもなかったので、せっかくのレンタカーだから車でないと行きづらい場所で考えていた候補の一つ、国見神代小路の重文の鍋島邸を見に行くことに。

開く前にたどり着いたので、車を停めてそのへんを歩いてみました。
いいお堂があったり、鶴亀城址の階段を、石垣でも残ってるかなーと上ってみたら畑が広がっててびっくりしたり。
神代神社に上ってみたら、思いがけず銀杏が見事でした。

お参りしつつ、けっこう写真を撮ってしまった。

10時になって鍋島邸に戻り、見学。

割拝殿みたいな立派な長屋門があって、建物は主屋、御座敷、隠居棟とけっこう複雑。中に入ると中庭が丸々池になっていて磨りガラス越しに見ると不思議な感じ。
襖絵とか欄間とか意匠も凝ってるし、お庭も広くて立派だし(鶴亀城の二の丸につながっている)、見応えありました。

長屋門の中に手書きの「保存修理の流れ」が展示されてたけど、すごく見やすくて、これを描いた人は多分只者ではない…。

お庭から建物を見たところ。

庭園の斜面を上っていって、上から眺めることもできました。

前日に長崎市内の観光ができなかったので、この後まっすぐ長崎駅前に戻り、先に車を返却しました。
帰りの特急列車の指定席も取っていたので、直前になって渋滞に巻き込まれたりして車の返却に手間取って焦りたくなかったのもありました。
それでお昼頃になったので、長崎名物ということで、トルコライスを食べに思案橋のツル茶んという古い喫茶店へ。

待ちながらメニューをひっくり返して見たら、思いがけず市川森一さんのエッセイからの、このお店に触れられた部分の抜粋が。後でぐぐったら長崎出身なんでした。そうだったんだー。

私はフリカンデルトルコを。フリカンデルというのはオランダ風ハンバーグだそうです。
古い店内の雰囲気といい美味しいトルコライスといい満喫できました。

時間がかなりなくなってしまい、せめてグラバー園だけでもと大急ぎで走る……。

それから大浦天主堂もなんとか外観だけという始末でした。

時間が微妙だったので、タクシーで駅まで戻り、おみやげをちょっと買って特急に乗りました。

電車が遅れたり渋滞にはまったり、計画ミスもあって全体的に時間がきつきつでしたが、お天気に恵まれて美味しいものもいっぱい食べて今回の旅行はかなり満喫できました。
5日間の旅行、長崎では見逃したものも多いので、また行ってみたいです。できたらランタンフェスティバルの時に。