讃岐旅行2、3日め 人形館とその他

旅行

神社めぐりを終えて坂出駅まで走り、駅の近くにある鎌田醤油の敷地内の淡翁荘へ。
ここには四谷シモンの人形が展示されている、人形館になっている。

洋館のそこかしこにいる人形は、それぞれ大きな存在感を放っている。
人形が棲む館、か。

人形と、禁じられたいくつかの扉に触れなければ、けっこう自由な鑑賞の仕方が許されているので、椅子に座って人形が落とす影を見ながらぼんやりする。

少し、怖い。
中にそれがいると思うと、扉が重く感じる体験をした。

私も相方も雰囲気にあてられて、外に出たら少しほっとした。

ついでなので、鎌田醤油の売店で醤油を見て、小さな紙パックを何本かおみやげに購入。
ポン酢醤油が、柑橘の新鮮な風味がしておいしい。

16時近くなっていたので、帰ることにする。高松駅に戻り、ガソリンを入れて車を返却する。
走行距離をメモするのを忘れたが、7リットル分くらいは走ったらしい。

ホテルに戻って荷物をおいてから、瓦町の喰くうという居酒屋で夕食。

前回高松に来た時に偶然入ったのだが、料理がすごく気に入ったので、今回はしっかり予約もしてきた。
ここで全力で食べるために、昼間のうどんをセーブしたくらいだ。

突き出しのサラダに始まり、かんぱち刺、鰹のたたき夏野菜添え、アボカドとネギトロのタルタル、トマトと青しその出汁巻き卵、牛テール大根、さんま入り焼きおにぎり茗荷あんかけなどなど、〆の味噌汁まで全力で食べた。

果実酒なんかも自家製だし、ウーロン茶もきちんと香りがしておいしいのだ……。
本当に、胃袋が許すならば全メニュー制覇したいくらいで、高松に行ったら必ずまた寄りたい。

そして旅行最終日。
好き勝手にしてきたけれど、最後はお墓参りの日。

朝から荷物をまとめてチェックアウト。
ことでんで高松駅に出て、借りたレンタカーはラクティス。
小さな車ばかり運転していたので、ちょっと違和感があるけど出発。

2日目と同じ、うどんバカ一代で朝うどん。
はい、気に入ると何度でも同じお店で食べるタイプです。

今日は相方と2人そろって肉うどん。煮込んだ肉の汁が出汁とよく混じって甘みが出たのがこれまたおいしく、また汁までしっかり飲んでしまった。

その後は仏生山の実家に行って、親戚と挨拶をかわしたり、お仏壇にお線香をあげたり。
お姑さんや親戚を車に乗っけて、近くの山にあるお墓へ墓参り。
草むしりをしてお墓を綺麗にすると、すっきりします。

前回実家に来た時は、みんなでうどんを食べて栗林公園に行ったので、今回もどこかに出かけるかと思っていたけれど、みんな暑くて出かけたくないというので、結局すぐ近くのカフェで昼食することに。

仏生山のカフェ、asileでランチ。
讃岐というとうどん、という感じだが、仏生山は以前は素麺屋の方がたくさんあったそうで、こちらのお店も元々は素麺屋だったそうな。
味付けが若干濃いめに感じたけれど、おいしく頂いた。

食事をして、仏生山の細い細い裏道を歩きつつ、あのお地蔵さんが、とかおばあちゃんの話を聞いているうちに、帰りの時間にすぐなってしまった。

あまり讃岐うどんはたくさんは食べられなかったけれど、おいしいものをたくさん食べて神社を巡って、讃岐の山と池がある風景をたっぷり堪能できた旅になった。