室生寺特別講話「仏像が語る歴史と謎」

お出かけ

申し込みした室生寺の特別講話の参加券が届いたので、行ってきました。

題は「仏像が語る歴史と謎」。元々は三尊だった金堂の仏像がなぜ五尊になったのかというお話でした。
鎌倉時代の絵図では金堂は根本堂、本尊は薬師仏と書かれていたところから始まって、室生寺にいた色々なお坊さんの生き生きとした逸話を交えた面白いお話でした。
結論を言うと興福寺との関係で、本地垂迹で春日五所権現と対応させてるそうです。
室生寺っていったら女人高野って思ってしまいますけど、法相宗で始まって天台宗の影響を受けてそれから真言宗って歴史があるのですね。

講話を伺った副住職は文献学の学者さんだそうで、いただいた室生寺の年表資料に出典が詳しく書かれていたのがけっこう嬉しいです。

今日の写真はちょっと明るさをいじってます。

太鼓橋あたり、仁王門から鎧坂の紅葉が綺麗でした。満開というわけではなかったと思いますが、それでもあー素晴らしいなーと。

弥勒堂の中に立派な役行者像が。わーもっと間近で拝見したいなあ。またいつか弥勒堂が特別公開の時に行ってみよう。

そして、本堂で如意輪観音を拝んでから、人の流れについていって五重塔からふらふらっと階段を上っていって奥の院へ。久しぶりにすんごい階段でした。
私歴では玉置神社とか熊野磨崖仏くらいしんどかったです。

下ってきてからやっと今回の講話のテーマである金堂へ。

五尊が並ぶと、かなりぎゅっと詰まっている印象。
こちらの十一面観音はなんていうかすごく妖しい魅力があって、美しい。
それに十二神将がなんといっても素晴らしいです。
記念品に十二神将が印刷されたチケットファイルをいただきました。うれしい。

その後、龍穴神社まで歩いて行って、

戻ってきて、バスの待ち時間にお茶と草餅を食べて帰宅。
今度は桜の頃に行きたいなあ。

あと、土門拳の本を読もう。