夏の旅行 岡山~高松2泊3日

美術館・博物館

夏休みの旅行、今回は高松から倉敷にまわる予定でホテル予約していたのですが、直前に台風。
ぎりぎりキャンセル料がかからないタイミングだったので、高松のホテルをキャンセル&予約しなおして、日程を1日ずらし岡山から高松にまわるように組み直しました。
毎年夏に瀬戸内に行っているとけっこうな割合で台風がくるため、交通手段はEX予約とか直前まで変更可能な手段にしています。
あと夏休みだからできた。

1日め
岡山駅に着いたら、東に行く方面の新幹線が止まっているかなにかで改札内はひどく混雑していました。下りは平常通りだったので無事に来られてよかったです。
岡山駅で降りてバスでお城方面に移動し、最初の目的地は岡山県立博物館の「慈悲のほとけ」展。

大規模改修工事で休館中にこちら所蔵の仏像は京都の龍谷ミュージアムにいらしていて、そこで何度か見ていたのですが、この特別展にはもっと広い範囲の中国観音霊場の観音様がお出ましと聞いて。

びっくりするほど近くで拝見できてうれしかったです。

別行動していた相方と合流し、お昼ごはんは通りすがりの中華屋で餃子セット。からあげと杏仁豆腐がついてなかなかお得なのでした。
続いて岡山市立オリエント美術館へ。
岡山自体は何度も来たことがあるんですが、ここは初めてでした。

めっちゃよかったです。
なんかふだん狭い世界を見ているから、地理的にも時代的にもスケールの大きいものを見るのに快感がありました。

路面電車で岡山駅に戻り、倉敷に移動。
岡山に来たら1回はパフェが食べたいと、駅の近くのカフェに入りました。

いちじくのパフェ。ジェラート+フルーツ多めで贅沢した。
お店をのぞきつつぶらぶらしてからホテルへ。
今回は美観地区にある倉敷国際ホテルに泊まりました。

大きな棟方志功の作品を見つつくつろげる吹き抜け。

夕食はホテル内のレストランで。柄にもなくスパークリングワインを飲む。

夕食後、美観地区を散策しました。
お店はほぼ閉まっていますが、ライトアップされていることもあり夜の街並みが落ち着いて楽しめます。

夜の大原美術館。1月に来ていたので今回は寄らなかった。

2日め

朝食をゆっくり取っていたら予定より遅くなり、電車を1本遅らせようかと言っていたんですが、そのまま準備して出たら元々予定していた電車に間に合ってしまいました。なんなら1本早い電車に乗れた。
我が家の固有スキルと思うんですけど、なんか電車に間に合わせるスキルが高い。
遅れるつもりでもふつうに間に合う。

岡山駅でマリンライナーに乗り換え、瀬戸大橋を渡って丸亀駅で下車。

MIMOCAで中園孔二 ソウルメイト展。

見終わったあと石川うどんで昼食。1年ぶりの讃岐うどん~~。
このMIMOCAと石川うどんをセットでまわるのが習慣になりつつある。

午後にも美術館に行くつもりだったけれど、かなり雨が強かったので予定を変更し高松駅へ移動。
ホテルに荷物を預け、商店街をぶらぶら。

高松市は毎年行っていて、行く場所もけっこう決まってきているんですが、くつわ堂の2階でお茶して、本屋ルヌガンガに入ったら、今年読みたいと思った本がピンポイントで3冊あるのを見つけて買いました。

荷物は発送する予定だったので、お土産はこの日のうちにきっちり買い込んでおく。
高松にくるたびに買うオリーブオイルとか。

夕食はいつも行く店がお盆休みだったので、気になっていた店に行こうとしたら満席。
予約しないとだめかーと思いつつ飛び込みで入ったお店で肉を食べました。けっこうおいしかったです。

3日め

ホテルの窓から高速艇が次々出発していく朝の海と屋島が見える。
天気も回復して安心。
着替えとお土産を家に発送してチェックアウト。

朝うどんは綿谷で肉うどんから。

2杯目を栗林公園近くのお店で食べようとしたら臨時休業で、まあせっかくここまで来たしと栗林公園に入りました。

鯉の餌用に大きなお麩を売っていたので餌やりをする。

紫雲山をバックにした掬月亭。

前回来たときは中で結婚式をしていて入れなかったので、今回は中に入ってお茶をいただきました。

この小ぶりの松が建物を遮らないようにきれいに手入れされているのが栗林らしいなって感じがする。
台風や雨のあとなのに、公園内がとても丁寧に清掃が行き届いているのです。

ちょうどお茶を飲み終わる頃に団体さんが入ってきたので、彼らがお茶を飲んでいる間にとあわてて建物拝見。

お殿様気分になれる広間。

庵治石の産地だけあって、石凄いんよ。

かなり堪能しました。

公園から歩いてうどん棒へ行き、昼うどん。
今回はシンプルめに……。

お昼を食べて高松駅から坂出駅に移動。
目的地は東山魁夷せとうち美術館なんですが、駅からのアクセスがあまりよくない。
13時30分に乗り合いタクシーがあったので、それを待ちました。
その日はもう1家族が待っていて、来たタクシーにそちらが先に乗り込んだのでどうなるかと思ったら、無線でもう1台呼んでくれて、無事に美術館まで乗せていってもらいました。

東山魁夷せとうち美術館、谷口吉生建築です。

入り口はむしろ森の美術館って印象なんですが、展示をゆっくり見たあとにカフェに入ると一気に眼の前に瀬戸内海の眺望がひらけます。

瀬戸内海と瀬戸大橋とビスコッティと谷口吉生で優勝。

今回の旅行中に美術館は2つ行ったんですが、中園孔二展と東山魁夷、作家の言葉に触れる展覧会という感じがしました。
「場所との約束を守る」という言葉が印象的。
谷口吉生建築繋がりでもある。

入場もカフェも入れたんですが、なぜかショップが閉まっていて買い物できず、どうして……ってなりました。絵葉書くらいなら受付で処理できないのかな。

駅への戻りはバスの時間に合わせて移動。
坂出駅から電車を乗り継ぎ帰宅。

今回のおみやげ

倉敷の雑貨屋で見かけてつい衝動買いしてしまいました。トラネコボンボン。
旅行初日に図録と食器を買うやつ。

あとオリーブオイルとか本とか。