讃岐うどんを食べに行った2日目 こんぴらさん

ことでんの車両 旅行

讃岐2日目。
朝早い時間にホテルをチェックアウトし、自転車を借りて移動。
目的はもちろん朝うどんだったが、いつも高松に泊まった翌朝の楽しみにしているうどん屋に接近していくと、大行列が目に入った。
わりと回転は早いのはわかっているが、それでも30分以上はかかりそうだったし、さすがに朝から行列に並ぶ気にはなれず、自転車を返して瓦町駅からことでんに乗る。

一宮駅で降りて、讃岐一宮の田村神社に参拝した。

田村神社鳥居

鳥居から参道の両脇に松が並んでいるのがちょっと面白い。

近くに食べられそうな店はなかったのでそのまま駅に戻ったときに見えたのが冒頭のことでん車両だが、ここはどこ?みたいになるな。
またことでんに乗り、終点の琴電琴平駅にたどり着く。
結局ここまで朝食をとってなかったので、目に入ったこんぴらうどんに入って月見を頼んだ。

かけうどんに卵

卵、うどん、おだし。これ以上はない。
そういえば讃岐うどんの存在を初めて知ったのは芦原すなおの『青春デンデケデケデケ』だった。
主人公の男子高校生がギターを買うために夏休みにアルバイトしていて、お昼に毎日安いうどんとおいなりさんを食べていたという……その文章からは、まさかこんなにうまいものとは想像できなかった。
それに自分がその讃岐うどんを目当てに毎年のように高松に行くようになるとも思っていなかったな。

階段をのぼるエネルギーを得て安心して参道へ。
けっこう参拝客が多く、それぞれのペースで階段を上っている。関節に少し不安があったので、無理そうだったら引き返そうと思いつつ、のぼるのぼる。

やっと建物が見えたと思ったらまだ大門

金比羅山大門

立派な建物が見える……と思ったら書院

金比羅山の書院

もう…限界や…と思っていたら、神椿というカフェの看板があり、資生堂パーラーが出しているらしい。
それを見てしまったらそこまではなんとか行ってみようかとなり、立ち寄ることにした。

資生堂パーラーのパフェ

パフェおいしかった。
おいりや和三盆、香川産の果物など讃岐名物がふんだんに使われているのがなおよい。
目の前に小鳥が来るような緑の中の席でとても癒やされた。

……ために、元気が出てきてそこから御本宮まではすっすとのぼっていけた。
無事に参拝。まあでも奥社まではやめときました。
下りは足が震えてやばかった。

金比羅山から階段を見下ろす風景

今回のこんぴらさん参りで思ったのは、何年か前に来たときと比べて、やっぱり色々と知識が増えたからか、目の解像度が上がっていること。
何を見ても面白いというか…
参道にもいい感じの建物があり、楽しかった。

こんぴらさん参道の江戸時代の趣のある店

ここからはJRで丸亀駅に移動し、少し遅いお昼は石川うどんでかけ。

かけうどん

ここも初めて入った店だが、とてもおいしかった。
ちくわが2種類あって、家族が両方入りを頼んだので味見させてもらったら、これが真のちくわ……?というような初めてのちくわだった。

切符の都合で一旦高松に戻り、お茶したり地域振興券の分お土産を買い込んだりしてから帰宅した。

丸亀での買い物は、猪熊弦一郎現代美術館のショップで、猪熊弦一郎デザインのデザートスプーンとフォークを。以前来たときに見て気に入り、今度来るときに買おうと決めていた。
それからちょうど東京で見た『窓展』が巡回してきていて、ほしいなと思っていた『Windowscape』も置いていたので一緒に買った。

MIMOCAで買った本と猪熊弦一郎デザインのフォークとスプーン

それからこんぴらさんの階段のぼりで、飼い犬と一緒に上っている人を何組か見かけたけれど、明治以前には金比羅詣でをしたくてもできない人が飼い犬を自分の代わりに代参させる習俗があったと書かれていた。
「犬はこんぴら詣りの道中、多くの人々のお世話になりながら、主人の代参を立派に務めたといいます。」
という文章がとても良かったので、おみくじを引いてこんぴら狗を持ち帰った。

金比羅山の犬のおみくじ
讃岐うどんを食べに行った1日目 高松市内
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