2020年に行った博物館・美術館

疎水沿いの夜桜 1年間に見た展覧会のまとめ

2020年に行った博物館・美術館は38(+α)でした。
緊急事態宣言があって展覧会予定が変更されてやきもきすることが多かったのですが、見る余裕があるときにはかえって貪欲に見た、という感じです。
数字がはっきりしない分は、灘の酒蔵めぐりをしたときに酒造会社の資料館をいくつか見たもの。お酒飲めなくても楽しかった。

遠征は東京と福岡に1回ずつ。
秋は栗東と大津、大阪市美、和歌山と力の入った展覧会があったし、福岡旅行もしてたくさんのものを見たのにそういえばブログに書いてませんでした。なんか毎回言ってる気がしますが、見たら少しでも自分の言葉でなんか書いておこう…。

特に印象に残っている展覧会を5つあげるとすると、見た順に、

奈良原一高のスペイン 世田谷美術館
インポッシブル・アーキテクチャ 国立国際美術館
超・名品展 兵庫県立美術館
京のくらし 京都国立近代美術館
天平礼賛 大阪市立美術館

あと泉屋博古館が開館60周年の記念名品展を何回かにわけてやっていて通ったなーとか、逸翁さんの「わびとサビとはどう違う?」も学びがあって面白かったなーとか、ねんがんのゼンリンミュージアムに行けたのもよかったなーとか。

『京のくらし』展は二十四節気をテーマにして、季節のこまやかな移り変わりが楽しめる…というか、美術作品も工芸品もとにかく凄く良いものが惜しみなく並べられていて、圧倒されそうでした。京都の美・ドリームチームみたいなもん。
けっこうこの京都国立近代美術館で、こういうのも好きだなって気付かされるというか、目を開かされるというか、そういう経験が多い気がします。

『天平礼賛』は、ざっくりいうと正倉院展で見られるような御物が、どう扱われて、どう後世に影響を与えてきたのかという展示で、とても興味深かった。杉本博司装丁の二月堂焼経には見入ってしまうものがあった。

展覧会に行けるかどうかは自分の都合だけでなく、他の要因によって決まってしまうこともあるので、1回1回、展覧会に行く機会があったならばその機会を大切にしようと改めて思った1年でした。

以下は見た展覧会の一覧です。

1/24 奈良原一高のスペイン 世田谷美術館
 永遠のソール・ライター BUNKAMURA
 窓展 東京国立近代美術館
 ミイラ展 国立科学博物館
 人、神、自然 東京国立博物館
1/25 出雲と大和 東京国立博物館
2/5 毘沙門天 奈良国立博物館
2/6 インポッシブル・アーキテクチャ 国立国際美術館
2/7 茶の湯 禅と数寄 承天閣美術館
 ニーノ・カルーソ 京都国立近代美術館
2/11 建築と社会の年代記 神戸市立博物館
2/28 京都の若冲とゆかりの寺 高島屋
6/5 超・名品展 兵庫県立美術館
7/4 驚異と怪異 兵庫県立歴史博物館
7/5 住友洋画物語 泉屋博古館
 チェコ・デザイン100年の旅 京都国立近代美術館
7/13 いちからわかる円山応挙と長沢芦雪 嵯峨嵐山文華館
 若冲誕生 福田美術館
8/5 コレクション展 大阪市立美術館
 ヤン・ヴォー 国立国際美術館
8/10 わびとサビとはどう違う? 逸翁美術館
8/20 最初の一歩:コレクションの原点 京都市京セラ美術館
 京のくらし 京都国立近代美術館
9/19 コレクション展 大阪市立美術館
10/3 先住民の宝 国立民族学博物館
10/16 皇室の名宝 京都国立博物館
 瑞獣伝来 泉屋博古館
10/21 栗太郡の神・仏 祈りのかがやき 栗東歴史民俗博物館
 聖衆来迎寺と盛安寺 大津市歴史博物館
11/10 天平礼賛 大阪市立美術館
11/13 紀三井寺展 和歌山市立博物館
 もうひとつの日本美術史、コレクションの50年 和歌山県立近代美術館
 粉河寺縁起と粉河寺の歴史 和歌山県立博物館
11/21 灘酒蔵めぐり
11/25 ゼンリンミュージアム
11/26 謎の古代遺跡鹿毛馬神籠石 飯塚市歴史資料館
11/27 田川市石炭・歴史博物館
12/2 京都250年の夢 京都市京セラ美術館
 開館60周年記念名品展II 泉屋博古館