九州5日目 国東半島めぐり

旅行

旅行最終日。国東半島でも北の港の近くに泊まり、朝出発。
まず行ったのは近くにあった伊美別宮社。

参道の途中にかかってる橋が本格的な石橋でした。

この狛犬はまた何がどうなってこうなったんだろう。

それから拝殿の中に露骨に天狗のお面がかかっていました。

今回の旅行はずっと風邪っぴきでだましだましあちこち周ってたんですが、最終日になってかなり朦朧としていて、写真を撮ろうと思って楼門とか拝殿の写真すら全然撮っていなかった(後で気がついた)とかあるんですが、ここで陰陽神を拝もうと思ってたのを忘れてたのがほんと痛恨でした。

国東半島で最大の国東塔は見たのに。

次は、近くにあるらしい鬼塚古墳へ。
どこかで入手した簡単ドライブマップだと行きやすそうに見えたんですが、実際に行ってみるとかなり狭い急勾配を上りました。

地図で見た感じでは海に近かったから、海が望める場所かな?とか思ってたけどそうでもなかった。
ここも線刻の装飾古墳だそうですが、中は入れず。近くにあった看板に見学したい人は教育委員会かなんかに連絡をって書いてあったけど、連絡したら中に入れたんだろうか。
出土品は国見ふるさと展示館にあるそうで、時間があったら行きたかったけど今回は無理でした。

古墳の近くにある木の前に山神社と書いてある石造の小さなお社があった。垂木まで表現されている。扉の孔は宝珠?たぶん新しいものだと思うけど、手作り感が地域の信仰の跡って感じでいいな。

それから車で移動。事前に写真で見て行ってみたいと思っていた旧千燈寺跡へ。
ここもすごい狭い坂道でした。けっこう史跡巡りで酷道とか狭い山道の運転は経験あるんですが、ここらへんはすれ違える余裕が全然なく、バックで入口まで戻るしかないかもしれないとひやひやしました。幸い対向車は来なかった。

そこにはただ仁王だけが在る。

次に向かったのは、今回の旅行を決心するきっかけになった国東市歴史体験学習館の「仏と神と鬼が集う前夜祭 六郷満山霊場の寺宝展」でした。
あまりこういう展示には慣れてないのかなーという印象。とりあえず出品リスト(あるのはありがたい)の通し番号を展示のキャプションにつけてほしかった。
図録というかパンフ?が展示に間に合わないというのはよくあると思うんですが、希望者には送料受取人払いで送付、ただし希望者が多い場合は抽選って書いてあったっていう…えー、代金払うからくれください……。

像はやっぱり独特なものがあって、チラシにも使われている文殊仙寺の角大師坐像がかわいい。ゆるキャラに推したい。
あと、石造の太郎天像。長安寺の太郎天の本地は不動明王だそうですが、これは左手に羽の扇を持ってて、確実に天狗っすなあ。
それから鬼会のお面が色々な種類があって、見られてすごく良かったです。

展示見ながらなんか色々メモしてたけど、後で見たら解読不能だった。
無事にパンフ届きますようにと願って辞去。

お昼は道の駅くにさきにあるお店でだご汁の定食を食べました。

野菜たっぷりで食べごたえありました。家族はけっこう気に入ったらしい。

それからまたえんえんとドライブ。海から山へ。
道すがらに奇岩秀峰みたいのがけっこうあって、走りながら興奮してしまいます。

次にたどり着いたのは鬼会の里。

地図で下調べをしているときに、元気だったら無明橋も行ってやろうとか思ってたけど、見上げてこれは無理だと思った。(写真左上の橋だった)

川中不動

天念寺は川中不動が見たくて行ったんですが、山肌に面した建物も凄かったです。
国東半島には山のお寺と谷のお寺があって、山のお寺は縦に、谷のお寺は横に伸びてるっていうのを前日に歴史博物館で読んだんですけど、横にお寺、神社が並んでるっていう。

もう何を見てもすごいすごいとばかり言ってた気がするな。

そして最後に行ったのは長安寺。目当ては重文太郎天像。

受付けで呼び鈴を押して収蔵庫を開けていただきました。
って、去年の「九州仏」展でも見てるんですが、こうして山の中を車を走らせてたどり着いて拝観させてもらうと印象が全然違って、ほんとしみじみと感慨深いものがありました。
英彦山や求菩提で同じものが出たという銅板経もこちらで見せて頂きました。

そしてふらふらになりつつも無事に宇佐に戻って車を返却して、特急と新幹線を乗り継いで帰りました。

今回の国東巡りは、有名どころを外しまくってしまったんですが、それでもすごいものを見た!っていうのとまだまだ全然見てない!っていう気持ちで、大分は青の洞門方面も行ってみたいし、臼杵の方も行ってみたいし、行きたいところをたくさん残してるので、また計画を立てて行こう…健康体で…と、微妙に心残りな旅になってしまいました。あと温泉も入りたい。

おみやげ。