九州4日目 宇佐から国東半島へ

旅行

朝、ホテルを早めにチェックアウトして特急で大分方面へ。宇佐駅でレンタカーを借りました。
後から考えたら中津で借りた方が、特急の割引切符があったので良かったかもしれないけどあえて宇佐。

まずは大分県立歴史博物館へ行って常設展を見ました。
古代の瓦が色々あって、さすが国際色豊か。太宰府系とか、百済系、高句麗、新羅系、宇佐系…老司式軒瓦っていうのも初めて見た。
初めてといえば、石幢というのも。1493年の銘がある三重町宮野区のもので、六角形の龕部に六地蔵が彫られてるっていう。このタイプの石の塔って初めて見たけど、このへん独自ってわけじゃなくあちこちにあるんですね。

特集展示でミャンマーの陶器を展示してて、これまた見たことないようなものがいっぱいあった。陶板の犬戦士、猿戦士とか。
それからやっぱり富貴寺大堂の実物大模型と宇佐神宮の本殿模型が嬉しい。

足手荒神の手形足形とか、御殿灯籠(これ燃やしちゃうの!?)とか目新しいものがいろいろあってけっこう夢中になって見学してしまった。
きっとここならこのへんの石造物とか八幡信仰とか参考になる書籍がいっぱいあるに違いない!財布が許す限り買って帰るで!と思ったら、大抵の博物館にあるあれが見当たらない…あれ、ミュージアムショップが。
博物館のサイトで出版物のページを見たら、「 当館の出版物を利用されたい場合は、全国の都道府県立図書館や歴史系博物館等に寄贈していますので、そちらまでお問い合わせ下さい。」って、まじか……。
がっかりしつつ外の古墳をちょっと見て歩く。

古墳のある公園を堪能してやっぱりここまで来たらお参りせず素通りってわけにはいかないので宇佐神宮へ。

広い。
家族は宇佐神宮めぐりのミッションをやっていたけど、私はこちらにお参りするのは3回目で、風邪で歩くのがしんどかったのでよれよれと歩いて行ってお参りだけしました。

昼食は離れた所で食べる予定だったので、移動前に駐車場の近くにあったからあげ屋さんでからあげ購入。

おいしい。しかも安い。
なんかお店の裏口に猫が立ってずっとからあげが揚がるのを待っていた。

40~50分ほど走って杵築の牡蠣が食べられるお店に入ったのですが、連休で団体客が来てたそうでけっこう待ち時間が発生しました。
まあせっかくここまで来たしと思ってそのまま待ちました。

目の前で炭火で焼く牡蠣、一気に網に乗っけたら意外とすぐに蓋がぱかっとなって、殻を開けるのにあわてふためきました。楽しい。…が、自分で焼くとどのくらい火を通せばいいのか加減が分からなくて、全体的に焼きすぎてしまった感。
まあ自分で焼いて食べる牡蠣って憧れがあったので、こんなもんかと分かったのでいい経験になりました。
私は焼きはプロに任せる……。

この日はあちこち行こうと予定を立てていたのですが、予定していた時間を大幅に越えてしまったので、あと行けるとしたら1ヶ所だなーということで、食べつつ地図を見て検討して、文殊仙寺へ向かいました。

富来路というところを走っていたら、リアルなかかしがあちこちに立ってて目を引かれました。
中に鬼会の様子を表したかかしもあったので写真を撮りたかったけど、時間がなかったので通りすぎてしまった。

で、車で坂をどんどん上って凄いとこに来たなーと思ってたんですが、駐車場に車を停めてずっと失念してたのに気がついた。山のお寺だこれ。(長い石段を見て気がつく)
関西の街中で慣れてるように、駐車場に停めてさらっと拝観できるとこじゃない。
しかも薄暗くなりかけてたので、急ぎ足で。

ひいひい言いながら階段を上ると不動堂があり、とりあえずお参り。
そこからまた上がったところに奥の院が見えてきました。ひいひい言いながら階段を上ると不動堂があり、とりあえずお参り。
そこからまた上がったところに奥の院が見えてきました。

写真だと白く飛んじゃってるけど、背後が岩壁なんです。峨眉山文殊仙寺。
ちょうど秋季大祭の何かが始まる直前で、どうぞって言われたのであがってって、奥で岩窟から湧き出る智恵の水をいただきました。なんかすごい体験した感。

石造物はさすがにたくさん。

十六羅漢像。

あと、事前に読んでいった本に、国東には牛乗り大日という独特な像が多いって書いてあったんですが、

このへんがそうなのかなあ。下のは多分大日と愛染明王かなと思いますが、上のはなんか自信ない。

なんか凄いものを見たなあという気持ちで山を降り、旅館にチェックインしました。