胃腸の調子がよろしくなくて、なんとなく活動的になれないこの頃……しかし今年もなんとか無事に誕生日を迎えることができました。
せっかくなのでちょっといいおやつが食べたいのと、行きたいところもあったので相方と一緒に京都へ。
美術館「えき」KYOTOの和田誠展、最終日すべりこみ。
今まででいちばん混んでいたかも。
和田誠展自体は東京のオペラシティで一度見ているので、そこまでじっくり見られなくてもよかったけれど、驚きの混み具合でした。
初期というか子どもの頃からの完成度合いがすごい。
自分がいちばん最初に触れた和田誠さんの仕事はなにかなあと見ながら思っていたんですが、このへんだと思う。
ゴールデン洋画劇場か、『窓ぎわのトットちゃん』(イラストはいわさきちひろさん)かな。たしか小学生の頃に読んでいるので……。
和田さんの仕事と知らず知らずのうちに目にしていたものはけっこう多い。
簡潔な線で似せる似顔絵、描かれるものの幅広い対象、膨大な仕事のクオリティの安定感。
あと和田フォントが好き。
イラストと共にフォントも独自のものがあるとデザインの個性が強まってよいよなー。
和田誠さんといえばその絵が表紙の本もたくさんあるので、それらを見て本好きの相方とおしゃべりしようと思っていたのですが、東京と違って狭いせいか書籍はほとんど展示されていなかったのがちょっと残念。
角川文庫の横溝正史、だいたい怖い表紙なのに冒険だけは和田誠さんで可愛かったのが印象的だった(これはお芝居かなにかのポスター)
相方は和田さんの絵を描く映像を見てすごいと言っていました。
ポルタで軽くお昼を食べて、地下鉄で二条城前駅に移動。
京都芸大のギャラリーで工芸の展示をやっているというので見てきました。
展示空間が工夫されていて、それぞれの作品もクオリティが高く、かなり見ごたえがありました。
ARを使ったものとか、相方のiphoneでは動いたけれどなぜか私のiphoneでは動かず、ちょっとわたわたしてしまった…同じ年に発売されたiphoneなのにー。
なにかの設定の問題なのかな?
明るい1階に比べ、2階の部屋は黒で統一されて、置かれる環境によって同じ作家の作品でもかなり見え方、見た感じの手触りが違うのを実感しました。
好きだな~と思った作品の写真をいくつか。
皮を成形して漆を塗った器? 広がりゆく布の時間を止めたようななめらかな襞と漆のつややかな表面たまりません。
Mac book Airに咲く金工のタンポポ。
継ぎって自由だな!というのを強く感じました。
地下鉄東西線で東山駅に移動し、あまり人のいない道を選んで南下。
久しぶりの長楽館へ。
席が空くのを少し待ちましたが、中で待てたのでよかったです。
待合から見える光景。
今回は1階のお部屋に案内されました。
天井もこれやし
ドアもこれやし
豪華のきわみ……。
この日のおやつはかき氷でした。
チェリーピスタチオ~。ピスタチオが濃い!
なんかどーんとした写真になってしまった。
たぶんこれちょっと上から撮った方がかわいいというのは分かっていたんだけど、ステンドグラスの方を背景にしたくて、なおかつ後ろの席のお客さんが写り込まないようにしようとしたらこうなった。
思ったよりもボリュームがあり、それで大きなかき氷は(お腹の都合で)食べ切れるか不安になるのですが、中にもチェリーがごろごろ入っていたり、サバランが入っていたりで色々な味が楽しめるので最後までおいしく食べることができました。
特に上にのってるピスタチオのクリームが食べ終わってしまうのが惜しくなるくらいおいしかった。
誕生日の贅沢ができて満足しました。
ぶらぶら歩いて四条河原町に出て少し買い物をして帰宅。