神戸の休日

メリケンパークオリエンタルホテル お出かけ

7月はじめの日曜日に相方と神戸元町に行ってきた。
花隈駅で降りて、まずはランチ。
事前にどこかいいお店はないかと探したところ、ケンミン食品本社ビルにレストランがあることを知り、そこに行ってみた。
ホリデーランチを注文して、メインのビーフンはピリ辛海鮮焼きビーフンを選ぶ。

ケンミンのホリデーランチのスープと前菜6種

スープと前菜からして、期待をはるかに上回る豪華さ・おいしさでちょっと驚いた。
それぞれがめっっっちゃうまい。

海鮮焼きビーフン

そしてこの海鮮が、いい海老、いいホタテ、いいイカ。元々ケンミンのビーフンは好きなんだけど、家ではなかなかこんな豪華材料は使えないからなあ……
しかもこれに点心も2個出てきて、かなり満腹になった。

ランチが美味しいとそれだけで休日は最高となる。

この日はメリケンパークに用事があったので、天気がよく暑い日だったが歩いて行った。
電動キックボードの安全講習会&試乗会をやっていて、自由に参加できるのだという。
道路交通法の改正によって電動キックボードの規制が緩和され、公道で走れるようになったらしい。
ただここに行った時点ではそのニュースは知らず、たまたまテレビでどこかのテーマパークで導入したというのを見て、いつか旅行先で乗る選択肢があるかもしれないから、一回試しておきたいと思っていた。

メリケンパークのどこでやっているんだろう?と歩きながら見渡すと、お巡りさんらしき制服の人が数人いたので、そっちに歩いていく。
安全講習を警察がやり、試乗をシェアリングサービスの会社がやるということらしく、近づくとまずお巡りさんに声をかけられた。

簡単に交通ルールなどを教えてもらう。
公道を走るときのルールはほぼ自転車と一緒だろうか? 原付と自転車の間くらいだろうか? あまり自転車のルールもげんみつにはわかっていないんだけど。
交差点は二段階右折、歩道でも自転車マークのあるところ(歩行者、自転車部分が区別されているような歩道)は走れるけれど、その場合は最高6km/hモードに切り替えるとか。

その後、電動キックボードそのものの使い方、乗り方を簡単に教えてもらって、ヘルメットを借りて少し乗ってみた。

電動キックボード試乗会

乗り始めは少し蹴り出すようにしてと聞いてやってみたんだけど、加速をし忘れて、えんえんと蹴って(動き出さない……?)となってしまった。
やっと加速に気が付き、動き出す。
乗ってみれば、思ったより乗れなくはないけれど、びびりなこともあり、あまり加速はできなかった。

一応乗ってみた実感としては、乗れるかどうかでいえば乗れるけれど、車が走っている公道に出るのは無理かな。右側を車が走り抜けていく状況では乗りたくない。
街中の道路って決して状態がいいわけでもないしね。
自転車と比べたらかなり安定しない乗り物だと感じた。
両手でしっかりハンドルを握っていないと危ないので、手に持つバッグなどの荷物も無理。
旅行先なんかで移動の足がほしくてレンタルするとしたら、100%電動自転車を選ぶと思う。

けれど乗ること自体はちょっと楽しかったので、車や人がほぼいない、サイクリングロードとして整備されている道や、広いテーマパークや公園でのちょっとした移動とか、そういうアクティビティとしてなら乗ってみるのもいいかもしれないと思った。
まあでも乗るときはヘルメットだけでなく、肘や膝にもなにか巻いた方がいいかなー。

まあなんか警察の人とレンタル会社の人では微妙な温度差があったね。

体験はしてみるもんだねーと思いつつ、花隈駅の方に戻る。
駅の近くのこうべまちづくり会館の地下ギャラリーで、鳥瞰図絵師の青山大介さんの展示をしていたので寄ってみた。

床一面に広がる姫路城下町の鳥瞰図

ギャラリーの床ほぼ一面に、姫路城下町の鳥瞰図。
姫路は何度か行って多少の土地勘があるので、歩いたことのある道を見ていたら、ちょうどギャラリートークが始まったので聞いてきた。
過去の姫路城の門があった場所や、お堀がどう伸びていて、川で運んだ荷物をここから運び入れて……とか、お話が始まるとたくさん人が集まってきて、まるで鳥瞰図を通して、時代を越えたまち歩きをしているような時間だった。

これは50年ぶりに描かれた姫路の鳥瞰図なんだそう。
どう活用しようか……と考えているとき、とある学生さん?か誰かが
「ばりでかくしよう」
と言ったというのが面白かった。

展示には神戸のまちの鳥瞰図や、港を訪れるいろいろな船の絵などがありました。
同じ場所の何年かおきの絵を見て間違い探しふうになっている展示もあり、けっこう盛り上がっていた。

神戸旧居留地の鳥瞰図

江戸時代とかならいざしらず、航空写真が容易に見られる現在の鳥瞰図の魅力て何かなあと思いつつ見ていたんですが、ほどよい情報の抜け具合……というと語弊があるかな、写真だと情報が多すぎる(特に影とか)ところが、絵だと線がほどよく整理されて、建物や道路など町の変化がよりわかりやすいのがいいのかなーと思いました。

展示を見終えて、せっかく元町まで来たので、お茶しようとモンプリュに移動。
ちょうど席が空いていたのでケーキを注文して座りました。

モンプリュのピスタチオのケーキ

ピスタチオのケーキ。上にのっているのがまるで豆菓子のよう、と思ったら本当に豆菓子状のピスタチオで、おもしろおいしかったです。
ちょっと色味が地味だけれど、味わいが一段違うというか…モンプリュのケーキやっぱり好きだなあ。

大丸で買い物して、地下をさんちかまで歩いてハウネベーヤーでパンを買い込んで帰宅。

この日のおみやげは、こうべまちづくり会館1階の古本屋で、青山さんの梅田の鳥瞰図ノートと、あとちょうど見つけた京都国立近代美術館の須田国太郎展の図録。

鳥瞰図ノートと須田国太郎展図録