2日目の朝はゆっくり起きて、ホテルに荷物を置いたまま前日に看板を見かけて雰囲気あるなあと思っていた喫茶店のモーニングに行った。朝日珈琲サロン。
贅沢な空間で朝からゆったりできて最高でした。
壁や天井は白くうねる独特な感じで、なんというか太陽の塔を連想させた……後ろの席に岡本太郎の版画が飾られていたせいもあるかも。
そのまま散歩へ。目的地まで好みの建物の写真を撮りながらぶらぶら歩いていった。
むちゃくちゃ好き。
広島市内では、交差点に対してなんていうか角の面を取ってある建物(なんていうんだろう)をよく見かけた気がする。
そして今回見たかった目的地のひとつ。
見えた瞬間思わず駆け出しそうになって完全に不審者だった。
カトリック幟町教会世界平和記念聖堂、村野藤吾建築です。
どこまで接近していいものか、でもまあ教会は地域に開かれた場所だと思うので、外観を見るのは大丈夫でしょう、という判断でうろうろ。
いつか機会があったら中も拝見してみたいものです。
足元まで行き届いている。
ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。
今までホテル泊のときはいつも朝早くチェックアウトして出かけていたけれど、こうして荷物を置いたまま周辺を観光してまわるのもけっこう便利かもしれない。ホテル代は先払いしてあるしね。
次はバスに乗り、平和記念公園から南へ南へ、およそ30分かけて今回の2つめの目的地へ。
環境局施設部中工場。谷口吉生設計のごみ処理施設で、2階のエコリアムは自由に見学できる。
施設模型。
いやもうほんと、ゴミ処理場には一見見えない。
平和記念公園からのつながり、大きなスパンで見られる建築。
めっちゃ来てよかった……。
かなり満足してバスで市の中心部へ戻りました。
広島市内は広電もバスも本数が一定であるので、どこに行くにもそう待たずに乗れるのがよいです。
ところであまり関係ないけれど、バス停から中工場に歩いていく途中に三島食品の看板を見つけ、これってもしかしてあのいつもお世話になっている”ゆかり”の工場……!?とめっちゃ盛り上がった。
街中に戻ったら昼頃だったので、すえ廣という天ぷら屋さんでランチ。
カウンターに揚げたてを出してくれるお店に憧れがあった。
しかもいかの塩辛と高菜が自由に頂けて、ご飯おかわり可(3杯まで)という贅沢のきわみ。
かなり満足しました。牡蠣の天ぷらおいしい!
昼食のあとはもう少し散歩しようということで、周辺にある頼山陽史跡資料館や袋町小学校平和資料館とか。
旧日本銀行広島支店とか。
あと広島アンデルセンに入ったらパンもケーキもかなりおいしそうで、このときは満腹だったのでタイミングが悪かったです。次回広島に行ったら必ずここでなにか食べようと誓う。
駅で少しお土産を買い、14時台に新幹線で移動。
2日目の午後にどこに行くかはかなり直前まで迷っていたんですが、福山で下車。
まずはお茶の時間ということでふくやま美術館のカフェへ。
カウンターでお城を見ながらまだ食べる。
そして広島県立歴史博物館(草戸千軒ミュージアム)へ。
この日は「備後一宮吉備津神社展」をやっていました。
岡山の吉備津神社には行ったことがあるのですが、備後の一宮も吉備津神社とは知りませんでした。令和の本殿大修理完成を記念した展示で、神社所蔵の文化財、木造狛犬や毛抜形太刀などが展示されていた。
常設の菅茶山関係資料、守屋壽コレクションも面白かったですが、ここはやっぱり草戸千軒遺跡の展示がメインかなー。
住居の復元展示。メニューが大きな魚でけっこう豪華に見える。
このごみ捨て場の感じが最高。
なんだかんだで閉館時間間際までがっつり見てしまいました。
17時台のさくらに乗車。
姫路泊です。
牛タン定食おいしかった。