今季も18きっぷを1回分余らせてしまい、名古屋の友人に声をかけてみたら都合がいいというので会いにいくことにした。
ついでにどこか立ち寄れそうな場所がないか探して四日市に寄ることにして計画を立てた。
ちょっと遠出するときに目的を2つ以上つくるのは癖かもしれない。
当日どっちかが急にだめになっても、もう片方の計画が残ってるから丸一日台無しになることはないようにするっていう。
朝、大阪駅を出発。
今季は3回JRで滋賀方面に乗ったが、3回とも京都を過ぎても混んでいて座れない人がけっこういる状態だった。18きっぷシーズンの行楽日和なので当たり前かもしれないけれど、かなり人が増えたなと感じる。
草津駅まで立っていって草津線に乗り換え。
柘植、亀山と乗り換えて四日市駅で途中下車した。
駅から海の方に歩いていくと、住宅街の中に目的地があった。
伝七邸。
元々は東洋紡績創始者の伊藤伝七の別邸だったそう。玄関棟とさつき棟が国の有形登録文化財に指定されている。
ここで小さな北欧美術館（https://www.sopo-museo.jp/）という巡回展をやっていると知り、堂々と建物の中に入れるというのが半分、北欧デザインへの興味が半分で訪れてみた。
靴を脱ぎ、展示会場の大広間に案内してもらう。
アンナ・パソのLoviが展示されていた。
日本家屋、日本庭園のなかにくっきりとした存在感がありつつも馴染んでいる。
フィンランドといえばもちろん……みたいなコラボ
めっちゃ好き……と思いつつ、テーブルごとに工夫が凝らされた展示を見ていく。
展示とは違うが、この大広間のコーナーに、
床の間……でもないのかな、市松模様みたいな窓があったり、右の天袋がすごく長くて、初めて見る感じだった。
展示と建物を見せていただいた記念にLoviのフクロウをおみやげにした。
庭園や渡り廊下もとても素敵な感じで、もっと建物をじっくり見たいなーと思いつつ帰ろうとしたら、食事もしていないのにお店の方がとても大きなつつじの木を教えてくれたり、古い萬古焼の展示コーナーを見せてくれたりとかなりサービスしていただいて、今度は食事の予約をして改めてじっくり来よう……と思った。
相生橋から工場地帯の方……とか写真を撮っていたら、電車の時間が迫っているのに気が付き、駅まで慌てて小走りで戻り（全力疾走はもはやできない）、ぎりぎり予定していた快速電車に乗ることができた。
帰りに寄ろうと思っていた和菓子屋に寄る余裕がなかったな……。
四日市から名古屋駅まで快速で1時間弱。気分的にもっと近い気がしていたが、意外と時間がかかる。車内はまあまあ混み合っていたが、座れたのでよかった。
予定通り名古屋駅に着き、14時に約束したイオンモールNagoya Noritake Gardenに歩いて向かう。
ノリタケの森のところにイオンモールができていたのは知らなかった。
前に来たときはイオンなんて影も形もなかったよな〜と、いつイオンモールができたのか検索すると2021年10月だった。
大学の友人2人と合流し、猿田彦珈琲でホットサンドとカフェラテを頼んで座る。
なんだか大学生の頃に学食で、講義が終わった人からなんとなく集まってしゃべったりしゃべらなかったりするような、もうけっこう昔のことなのにその頃の続きのように、久しぶりに会ってぎこちないような感じもなくだらだらと2時間ほどおしゃべり。
最近の名古屋銘菓って何？と聞いて、イオンでおすすめお菓子を数種類購入。
それからせっかくなのでノリタケのショップへ。大倉陶園の食器を見て目の保養。
友人は最初はまあ付き合ってやるくらいの感じだったのに、マグカップと運命の出会いをしていた。
数年前に来たときとかなり感じが変わったなあ。
名古屋駅に戻るのにせいぜい800m程度なので歩いていこうとしたら、2人ともメーグル（バス）に乗ると言ってきかないのが、車社会の人たちだなあ……という感じだった。
そしてバスで駅に戻り、あまりに風が強い日だったので3人そろってユニクロで上着を買って解散したという。
学生の頃のような時間を過ごさせてもらったのが本当に貴重で、楽しい1日だった。
2人と別れて名古屋駅のホームにあがると、強風のため電車の本数が間引きされていて、「この大垣行きが発車した後、当分の間次の電車は出ません」みたいな放送が流れていたので、慌てて乗る。
これに乗り遅れたらだいぶ帰りが遅くなってしまったと思うので、絶妙のタイミングだった。
確かにノリタケイオンの前の鯉のぼりがこうなるくらいは強風だったしな……
一部強風のために徐行運転になりつつも、大垣、米原と順調に座れて大阪に無事に帰ることができた。
この日のおみやげ。
ノリタケのショップでずっと探していたARASの大皿ウェーブを2枚購入。
けっこう前に大阪のショップで見かけて、熟考して買おうと決めたものの、次に店舗に行ったときには取り扱ってなくて、名前もわからなくて検索してもヒットせず買えずにいたものなので、かなり嬉しい出会いだった。
