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格上

ブログを始めるときは、毎日なんでもいいから書こうと思っていて、ハタチそこそこの頃はそれでなにかしら書けていたのだ、実際。生活はそう大きく変わっていないと思うが、なんというか日常の出来事に対して心を動かすことがなくなってきたんだろうなあ。いや...
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元気なぼくらの元気なおもちゃ

奇想コレクションの『元気なぼくらの元気なおもちゃ』(ウィル・セルフ)を読んだ。最初の2、3編を読んだ感触を一口で言うと、この作者はキレ者でキれ者っぽい、という印象。何でも達者に器用に書けるのに、予定調和を、作品世界のあるべき姿を、あっさりと...
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書斎の死体

クリスティーの『書斎の死体』を読んだ。ミスマープルの長編2作目。『火曜クラブ』後半の舞台にもなったバントリー邸の書斎で死体が見つかったところから事件が始まる。『火曜クラブ』や『牧師館~』を読んでから読むと、お馴染みの人物が出てきたり、それと...
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世界怪談名作集 下巻

岡本綺堂編訳の『世界怪談名作集』下巻を読んだ。10編ともそれぞれに印象深い。粒ぞろい。クラウフォード「上床」、アンドレーフの「ラザルス」が特に好みだった。レオニード・アンドレーエフかー。ロシアの作家の本って、はまる時は人生を変える出会いにな...
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世界怪談名作集

岡本綺堂編訳の『世界怪談名作集』の上巻を読んだ。目隠し……じゃない、訳者を隠していてもすぐ当てられる、という程精通しているわけではないけれど、最初のページの「ほんとうか。何が出る。 ……幽霊か」この一文で、綺堂の文章のテンポに引きずり込まれ...
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牧師館の殺人

クリスティーの『牧師館の殺人』を読んだ。ミスマープルの第一長編で、中学生以来の再読。クリスティー文庫だけど、新訳ではなかったのが残念。田村隆一訳もまあ好きなんだがなー。訳次第で印象が変わる作品になると思うのです。重要と思われるところがさらっ...
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文藝怪談実話

『文藝怪談実話』(東雅夫編)読んだ。ちくま文庫の文豪怪談傑作選の特別編。アンソロジーの中に、複数の目撃者がいる実話をそれぞれが書いた話が意図的に並べられている。どこかの時点では実話であったものが、認識のずれ、記憶の揺れ、意図的な文章によって...
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セイヤーズを読んでいる

昨日は朝から大雨で、最寄の駅前が冠水した何年か前の夏を思い出してしまうほどだったけど、午後からは日が差してきた。雨が降ると読書がすすむ。最近ドロシー・L・セイヤーズを1冊読んだらもっと読みたくなり、学生時代に読んだ文庫本を引っ張り出してきて...
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最終目的地【感想】

ピーター・キャメロン『最終目的地』ウルグアイが舞台で英国古典小説の味わいという説明に興味を惹かれて読んだ。自殺した作家の妻、愛人とその娘、作家の兄とその恋人の青年が、作家が死んだ後もばらばらにならずに見かけの関係の複雑さとはうらはらに、まっ...
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20世紀の幽霊たち

ジョー・ヒルの『20世紀の幽霊たち』を読んだ。前評判どおりすごい! という短編がいくつもあるんですけど、読み終わってみると、ものすごく好きな短編と、ものすごく苦手な短編があって、微妙な印象に。出てくる男がみんな・仕事に倦んで・離婚or家庭に...