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地図集

『地図集』(董啓章)を読んだ。「少年神農」は私的短編ベスト入り。神話が最強の毒を探す少年と少女のロードノベルになっちゃうのも素敵だし、茶畑に戻った時なんかの描写もさらっと書いてるのにすごくいい。後でページ数を確認して、読後感に対して少なくて...
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超哲学者マンソンジュ氏

柴田元幸訳ということで衝動買いしていた『超哲学者マンソンジュ氏』を読んだ。構造主義についての研究書っぽく始まりながら、読み進めていくとあれって部分が増えていく。徹底して嘘。徹底して曖昧。徹底して冗談。本当にキレる人の本気はこんなに知的でこん...
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氷上旅日記

自分自身のことをじっくりと考えていたら、はっきりしてきたことがある、ぼく以外の世界はつじつまが合っている、ということだ。1974年。ヴェルナー・ヘルツォーク32歳。映画批評家のロッテ・アイスナーが危篤と聞いて、ミュンヘンからパリに向かって歩...
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わが読書

諸君がまだ生きていることに、まだ経験を積み重ねつつあることに、孤独と怠慢のにがい果実を味わっていることに、喜びを感じ給え。12月からちょっとずつ読んでいたヘンリー・ミラーの『わが読書』をやっと読み終わった。そもそも去年読んだ紀田順一郎の『幻...
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NOVA 2

ファミレスのカウンタでぐるぐる回転させながら読んで、隣のおばあちゃんをびびらせちゃった。ごめんね。神林長平を読むと自動的にうっとりしてしまうのは何でしょうね、刷り込み?法月綸太郎は全力で笑いました。アレ……って言ったらすぐにネタバレてしまう...
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とある作家の話

長距離の移動中で暇なので、前からなんとなく書こうと思ってた、とある作家の話を書こう。「好きな作家は誰か」と聞かれた時に、名前を出す作家じゃない。けれど、自分の立ち位置がよく分からなくなった時、文章がうまく書けなくなった時、いろいろと煮詰まっ...
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ミューリエル・スパーク

昔の日記をあさっていたら、ミューリエル・スパークの感想を見つけたので、サルベージ。『ポートベロー通り』(ミューリエル・スパーク/教養文庫)。スパーク幻想短編集という副題。幻想ってジャンルがいまだによく分からないんだけど、幻想らしきものを読む...
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ロコス亭

フェリペ・アルファウの『ロコス亭』読んだ。どこか陰鬱で、奇人達は躁鬱的で、運命の恋人とは殺すか殺されるかの愛を交わして、スイッチが入ると皆仮面を被って個を消して狂乱の祝祭が始まっちゃう。悪いヤツらがなんとも生き生きとしている。ルナリートに恋...
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NOVA1

存在は知っていたけれど、手をつけてなかった書き下ろしSFアンソロジー。最近になって家族が一気に購入して読んでいたので、遅ればせながら読み始めた次第。月1冊読めば、7が出る頃には追いつけるだろう。どちらかというとSFはちょっと読んでてもあまり...
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モンキービジネスvol.14

本当なら、音楽のことをお気楽に語る素敵な号になるはずだった。発売直後は生々しくて読めなかった。あとがきだけを読んで、放り出していた。3.11を語る言葉を私はまだ持ってないし、語る資格もないし、そして読みたくない。今頃になってやっと読む用意が...