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スロー・ラーナー

トマス・ピンチョンの初期短編集。 著者自身が序文でその若書きを批判しているけれど、むしろそこが興味深い。 高橋源一郎の解説から引用させてもらうと、そこには、駆け出しの、文学的野心に充ちた、若い作家がたしかにいる。 ということです。 まあ、全...
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新書2冊

新書を2冊読みました。『『こころ』 大人になれなかった先生』 石原千秋 高校生の頃に進学先を社会学部と文学部で迷って、社会学を選んだので、今になって文学部に行ってたらどんなことを学んでいたか気になっているのです。 そんなわけで、文学部って一...
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旅の間の読書

2泊3日で福岡に行っていました。 かつては旅行中は、手持ちのなかでも極めつけの大部の作品を読むチャンスとばかりに持ち歩いていたんですが、最近は短編集やエッセイや歌集など、ちょっと読んですぐに止められるものを持っていくことが多いです。 そんな...
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モンキービジネスvol.2 眠り号

今回の特集テーマは「眠り」です。対談と、「眠り文学50選」という印象的な眠りの場面を読み解くブックガイド的企画。それから眠りの場面が印象的な作品がいくつか。 特集で興味をひかれ、栗田有起の『オテル モル』が読みたくなりました。あと、中島敦も...
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モンキービジネスvol.1 野球号 【感想】

文芸誌を購入するのは実は初めてだったりします。基本的に好きな作家以外読まない&本にまとまってから読みたいタチなので。 けれど、柴田元幸責任編集で、柴田さんが毎号新しいのと古いの1編ずつ訳します、とか言われると……ねえ、そんなのはここでしか読...
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マジック・フォー・ビギナーズ 【感想】

読む前に期待していた通りのヘンで不思議な短編集。 ファンタジックで、神経症的で、先が読めなくて、時としておおふざけを真面目に語るけど基本的には気楽な会話。 同じ時期に読んだ相方は、これ読んでからなんか精神的に不調だと申しておりますが、私は気...
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名短篇、ここにあり 【感想】

北村薫と宮部みゆきが編纂したアンソロジーです。 ユーモア、哀愁、なんかよくわからないもの、怖いもの、ボリュームのあるもの、さらっと軽く読めるものと、味わいは様々。 好みとしてはテーマ性が強くてちょっと重めの短編が好きなんですが、短編というの...
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名短篇、さらにあり 【感想】

北村薫、宮部みゆきの2人が選んだアンソロジーの2冊目です。 読んでいくうちに編者お2人の顔が浮かんでくる良い企画で、宮部さんの方はあまり知らないのですが、北村さんが読み巧者であることは疑いがないので、期待して読みました。 内容はといえば、1...
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谷崎潤一郎犯罪小説集 【感想】

年をとったせいか、刺激に対して鈍感になっているところがあるのですが、久しぶりに幼い頃の読書体験を思い出しましたよ。 大人に禁じられたものをこっそり覗く、あまーい罪悪感を。 4編入っているのですが、「白昼鬼語」が印象強すぎます。 殺人が今夜起...
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吸血鬼ドラキュラ 【感想】

タイトルを聞けば誰もが知っている名前。 原作は読んでいなかったけれど、映画にもなっているし、ヴァン・ヘルシング教授の名前や大筋は知っているつもりでした。 改めて読もうと思ったのは、昨年紀田順一郎の『幻想と怪奇の時代』を読みまして、その中で筆...